KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

フェルメールの憂鬱 大絵画展

フェルメールの憂鬱 大絵画展

フェルメールの憂鬱 大絵画展

作家
望月諒子
出版社
光文社
発売日
2016-06-16
ISBN
9784334911003
amazonで購入する

フェルメールの憂鬱 大絵画展 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

初美マリン

前半は絵画の裏話やら泥棒やら話が飛びすぎて閉口した、メトロポリタン美術館については初めて知ったことが多く面白かった。フェルメールはさんざんな言われよう。しかし終盤にブリューゲルを描くことによって盛り上がった、彼は生きている人間の日常を描き宗教的テーマはホンのひとこまそして最後のネーデルランドの大家、まとめには、ブリューゲルに、焦点が当たった。

2021/10/16

ナミのママ

受賞作『大絵画展』の続編のようなので手に取ってみました。が、実は前作を覚えていませんでした。でも問題なく読めました。世界各国の名画をめぐるコンゲームです。だまされないように・・というより、複雑そうな話に惑わされないように、読みました。これは一気に読んだ方がわかりやすいかもと思います。頭を使いました。最後になって、なるほど!という感じです。さらーっと読み飛ばしていくと、わからなくなりそうです。

2016/07/30

九月猫

シリーズ2冊目とは知っていたのだけど、一話完結っぽいし大丈夫だろうとこちらから。全然大丈夫じゃなかった(苦笑)前作からの主要人物と思われるキャラたちの背景の説明がほぼ無しだったのでちょっぴり乗り切れず。好みそうなキャラと設定なので、自業自得とはいえ残念無念。話の本筋より、先行の読友さんの感想と帯の「フェルメールをこんなに貶している本は初めてではないでしょうか」の言葉からの予想をはるかに超える貶しっぷり(しかも約9ページにも渡って!)に笑ってしまった。美術物もコンゲームも好きなので、前作も読んでみます。

2016/07/19

キムチ27

文脈的整理は別として、この作家、ほんとに自由闊達なペンを奮う。こっちはついていくだけで浮遊するまま。びっくり箱をぶちまけた様な展開に遊んでいる感じ。で着地点とみれば何かなぁ。特に思うのはこれってフェルメールじゃなくってブリューゲルを筆頭にしたネーデルランド画派の美術論でしょう~最後10頁、登場人物の口を借りたブリューゲル論は小説というのを離れ、面白かった。フェルメールは大好きだけどこの「少女」は好きじゃない作品の一つ・・かといってけちょんとけなし過ぎ⇒あまり賢そうに見えない、アニメチックなお姉ちゃん・・

2016/10/25

紅香@新刊購入まで積読消化あと7冊⭐︎

田舎の教会からブリューゲルの絵が消えた。メトロポリタン美術館からフェルメールの『少女』が強奪。フェルメールのミッシングリンクである宗教画が見つかる?目まぐるしく起こる事件。あり得ない!っと驚く場面が続出。心臓に悪い。次々と回収、一件落着。美術品って改めて考えると恐ろしい。確かなものなど何もない。私達が見てる世界も見せられているフェイクかも。一端、手を離したら誰も本物と見分けがつかない、証明できない。『でもわかる必要があるんだろうか。ビスケットを割って、本当に二枚になったら、人類はハッピーだぞ』そうかも。

2016/09/25

感想・レビューをもっと見る