幻影たちの哀哭
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幻影たちの哀哭 / 感想・レビュー
薦渕雅春
著者の本を読むのは2作目だと思う。前作は『十二月八日の幻影』ってタイトルだったよう。12月8日は知る人ぞ知る 太平洋戦争の勃発した日、つまり真珠湾攻撃ですね。本著も第二次世界大戦前後のスパイ活動、諜報がテーマのよう。「実際の戦闘行為と諜報戦は別の次元にあります。机の上では笑顔で握手を交わしつつ、机の下では蹴りあっている。それが外交であり、諜報戦です」 前作と登場人物も同じ人は同じ、歴史的にも興味のある ミッドウェー攻略作戦 が どう語られてるか興味深い 。*\(^o^)/*
2017/05/12
むう
行きつけの図書館新刊本コーナーから、表紙の絵に惹かれて初読み作家さん。途中で、シリーズ物の続きらしいと気づいたのですが、どうやらデビュー作の続編っぽく、新人作家さんの2作目とのこと。太平洋戦争期のスパイ小説でしたが、特に感銘を受けることもなく、ふつうに読了。物語の舞台となる特務機関の設定そのものが、ちょっとあり得ないよなぁ。人物もおよそ現実離れしてるし。というわけで、まあ、フツーの作品でした(笑)
2016/12/19
桔梗屋
しまった…これ、2作目なのか。ま、こちらから読んでもそれ程支障は無いとは思うけど、デビュー作の方も探さないと。真珠湾からミッドウェーに至る日米対決の裏での苛烈な諜報戦は、さながら海軍版の『ジョーカーゲーム』なのだが、魔王・結城中佐みたいなレベルの超人が出てこないため、割と試行錯誤が多く、そういう意味では好感が持てた。凄味や外連味は断然『ジョーカーゲーム』だけど。そして、既に開戦してからの話なので、どんなに主人公側が頑張っても、負け戦をどれだけ綺麗に負けるか、という結論になっちゃわざるを得ないのが哀しい。
2017/04/16
rosetta
★★★☆☆太平洋戦争中のたった四人のスパイ組織。息詰まる諜報戦が繰り広げられるのだが、リアリティと言うよりも紙芝居のような単純さ。タイトルと表紙も中二病っぽい(笑)
2017/02/14
みいやん
前作「十二月八日の幻影」の続編。登場人物や電気ソロバンもお馴染み感があるスパイ合戦ものだが、何だかややこしくて…前作のほうがよかったな。
2016/12/10
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