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白霧学舎 探偵小説倶楽部

白霧学舎 探偵小説倶楽部

白霧学舎 探偵小説倶楽部

作家
岡田秀文
出版社
光文社
発売日
2017-10-17
ISBN
9784334911881
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白霧学舎 探偵小説倶楽部 / 感想・レビュー

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ひなきち

戦時下の疎開した先での探偵倶楽部…。あるようでなかった舞台設定で興味深く読んだ。しかし、勢いがつかない…!盛り場もないまま読了してしまった。「教授」という存在はいったいなんだったの…?その他の登場人物たちの描写が「青春」で、ときおり甘酸っぱさも感じられたのに、もったいない。もう少しキャラ立ちしてほしかった。あとは、犯人判明にいたるまでのもったいぶりも、やりすぎな気が…。真相は納得できたけれどね。

2018/01/11

そうたそ

★★☆☆☆ 終戦まもないころ、東京に疎開してきた美作と、寄宿学校の個性的な面々が連続殺人事件の真相を追う青春ミステリ。日本が真珠湾を攻撃し、次第に劣勢に転じ、やがて原子爆弾を投下され降伏する、というまさに戦争真っ只中を舞台に繰り広げられるミステリ。戦争の厳しさももちろん感じられるが、案外のんきに思える部分もあるのは疎開先ゆえか。内容としてはまさに少年少女探偵団とでもいうべき正統派な内容。だが、肝心のその部分が平板に感じられ中だるみしてしまった気もする。この設定ならではの真相は面白かっただけに残念。

2018/05/27

sora

戦争中ゆえの犯人の動機。それとは別に、寄宿舎仲間の探偵倶楽部のメンバーと近所の女子学生の活躍ぶりがなんとなく清々しくて、昏い戦争中とは、真逆な感じを受けました。

2018/08/16

二分五厘

本土決戦も具体的な話になってきた戦時下、地方に疎開し、白霧学舎に編入した美作宗八郎。早速寄宿舎のヌシである探偵小説倶楽部に取り込まれる。彼らは五年前からこの地で起こっている連続殺人事件を捜査中とのことで……。戦中の青春ミステリ猟奇殺人付きってところなんだけど、中盤が退屈(--;)見当たり捜査で聴き込み、報告の繰り返し。たまに死体見つけて警察のお世話に&教師から拳骨。もったいぶって思わせ振りな推理。教授もなんのためにいたのか。戦時下ならではの殺害動機と、一時容疑者が消えてしまうアリバイは面白いんだけど。

2018/08/13

ふう

昭和20年戦時下の状況がうまく絡んだ青春ミステリー。ただ全体的に冗長に感じてしまってあまり楽しめず。メインのキャラも濃そうに見えて案外薄味で、展開もラストも思ったよりドロドロせずかなりあっさり。途中ちょいちょい状況を把握しづらくて最後まで乗れずに終わってしまった(おまけに読むのに時間はかかったし)。多分一番ムカついたのは帯のあらすじかな。時系列とか色々ごちゃごちゃすぎ?て逆に不親切。

2017/12/04

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