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デッド・オア・アライブ

デッド・オア・アライブ

デッド・オア・アライブ

作家
楡周平
出版社
光文社
発売日
2017-11-16
ISBN
9784334911935
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デッド・オア・アライブ / 感想・レビュー

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W-G

『トヨトミの逆襲』楡周平バージョン。刊行はこちらの方が先。水素エンジンに対する見解は両書一致。小説としてのオチの付け方も、ともに中小/ベンチャーのブレイクスルーに頼ったものとなっている。当書は視点人物が多く、小刻みな場面転換が続くので、前半、やや入り込みづらく感じるが、物語が転がり出す中盤以降はグッと読ませる。タカバ=トヨタに花を持たせた結末になっていないことも『トヨトミ~』との相違点で、もう一段広い視野で、日本の自動車メーカー全体が、時流に立ち向かい切磋琢磨する姿を描いたものになっている。

2020/04/16

starbro

楡周平は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。デッド・オア・アライブと言えば、ディスコ世代の私としてはこちらですが⇒https://www.youtube.com/watch?v=iZACBEW_B8s 本書は、企業の生き残りを賭けたサバイバルの物語でした。EV&東芝といった旬の話題を著者が巧く料理しています。世界EV戦争を日本の企業に勝ち抜いて欲しいなぁ!

2017/12/12

utinopoti27

本作は、実在の企業をモデルに、構造転換を迫られている現在の自動車産業をリアルに描く、硬派な経済小説です。今や世界の潮流は、内燃機関からEVに向かいつつあるのは周知の事実。不正会計で瀕死の〇芝が開発した、従来のスペックを遥かに凌駕する、画期的な蓄電池を巡って、各企業それぞれの戦略的思惑が動き出します。生き残りをかけたスリリングな駆け引き、世界のト〇タを向こうに回し、ガラパゴス企業のス〇キはEV市場で先んじる決断ができるのか?綿密な取材と緻密な構成が織りなす、著者渾身の作品でしょう。(作品中では架空の企業名)

2018/01/19

ユザキ部長

ビジネスにおいて最も難しく、かつ重要なのはクロージングだ。しかし違和感。軽自動車って排気量が660ccだよね?軽の電気自動車、軽自動車のEVって?言わんとする事はわかるけど。。それにトヨタの軽ってダイハツでしょ?そこら辺もね。まぁトヨタを指してないのかも知れないけど。あ~車、欲しいなぁ。

2021/01/08

Yunemo

EV市場の今後について立続けに読了して‼最初の一冊は中国におけるEV導入、本作は日本の中で繰り広げられるEV参入。実在の企業の問題を題材に展開するためリアル感が溢れてます。垂直統合型の産業構造の終焉にまで影響するEVに、改めてこの技術の影響力に愕然として。スマホと同様に自動車が、今までの考え方、経営手法が吹っ飛ぶほどの大転換になるんですね。遠い将来ではなく。商売への嗅覚って、学歴もキャリアも関係なく、才覚いや資質によるところが大きいもの。こう記す著者の想いは日本企業への、経営層への大きな警鐘、改めて理解。

2018/01/28

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