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襷を我が手に

襷を我が手に

襷を我が手に

作家
蓮見恭子
出版社
光文社
発売日
2017-11-16
ISBN
9784334911959
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襷を我が手に / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

『襷を、君に。』の感動そのまま本作へ。実業団マラソン選手の朱里は五輪を目指したが怪我のブランクが響き、女子大に新設する駅伝部の監督に就任。突き付けられた条件は『3年後の全国女子駅伝大会出場』所属選手はゼロ!実績歴史のない新設部に夢を求めて入部する優秀ランナー等いない!指導者として選手の未来と体調を大切に様々な葛藤や衝突を経、朱里と選手達は少しずつ成長する。文体が素直で、布石が予想外の展開を見せることがないので読みやすい。大会のシーンは短いが感涙シーンも随所に!ヤゴが蜻蛉になり、いいチームになったね‼️🙇

2019/05/13

ユザキ部長

監督の仕事は準備。何が起こるかわからないのが駅伝。もしかしたら最下位になるのかも知れない。いずれにせよ自分で考え、選手にも考えさせないと。結果がどうでるか誰にもわからない。それにしても姐さんのツンデレっぷりは人間臭くてアクセントになる。最後はね。もうね、涙ですよ。

2018/03/11

モルク

「襷を君に」に続いて読んだが、続編という訳ではない。かつて実業団でオリンピック候補であった主人公が、廃部により現役を引退し、お嬢様大学に新たに創部された駅伝部の監督になる。高校の大会に出かけ部員の勧誘から始まり練習場の整備と全て一からの出発。指導者として苦悩しながらも学生とともに成長していく姿がいきいきとしている。最後にメンバーを組んだ駅伝シーンでは感動で涙が…。

2019/01/31

ゆみねこ

所属企業の陸上部が廃部になり、お嬢様大学の新設駅伝部の監督を任された千吉良朱里。グラウンド整備から始まり、部員集め、駅伝への道のりは中々厳しい。選手たちの競技への思いも様々、個性も異なる。そんなメンバーを率いてのレースのシーンはやはり感動的。あぁ、長い距離を走れる人って本当にすごい!走るのが苦手な私は見ているだけで感動です。駅伝小説好きな方にはお薦めですよ~。

2017/12/15

ぶんこ

大好きな部活小説。部活とは言えないほど本格的な駅伝部。お嬢様大学に新設駅伝部を創設する為に部員集めをする朱里。有望高校生を青田買いするのかとびっくり。監督自らがスカウトマンをするのにもびっくり。そして企業内アスリートの不安定な処遇も考えさせられます。血の滲むようような努力をしてきたアスリートには、相応のご褒美をあげたい。将来の不安をなくしてあげたい。そんな事も思ってしまいましたが、憂鬱になることもなく、爽やかな読後感です。

2018/03/05

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