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バッグをザックに持ち替えて

バッグをザックに持ち替えて

バッグをザックに持ち替えて

作家
唯川恵
出版社
光文社
発売日
2018-04-19
ISBN
9784334912147
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バッグをザックに持ち替えて / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

まさかあの恋愛小説家唯川さんが登山に魅せられてるとは、とにかく驚きでした。直木賞作家であり、還暦をむかえている大御所ですが、そんな彼女がとてもピュアに、そして真剣に山に向かう姿には惚れ惚れしてしまいます。「登山なんて絶体無理!」と言っていた唯川さんがご主人のサポートもあり、あらゆる山にチャレンジしていく痛快なエッセイです。しかし、改めて山の、そして自然の驚異を知ることになりました。前から自分も登山に興味が湧き始めているので、ぜひとも近いウチにチャレンジしてみたいですが、道具にお金、かかるんだろうなぁ〜。

2018/05/20

ウッディ

ひょんな事から登山を始め、山の魅力にはまっていった唯川恵さんのエッセイ。体力のなさと高所恐怖症と戦いながら、難易度を上げ、富士山頂上に立ち、エベレスト街道をトレッキングするまでの過程と山で出会った美しい風景が、簡潔で丁寧な文章で綴られています。恋愛小説家からの脱皮に悩み、田部井淳子さんをモデルにした「淳子のてっぺん」の制作秘話も語られ、山派の自分には面白かった。‥けど、軽井沢に住んで、山の美しい四季に囲まれた生活は、羨ましい。いつか、自分もホテルエベレストビューに行ってみたい、そう強く思った一冊でした。

2018/07/23

のぶ

唯川さんの登山の体験を記したエッセイ集。自分も登山をやっていた時期があったので、共感できる部分が多く楽しんで読めた。著名人にも山ガールは結構いる。女優の市毛良枝さんや、作家だと湊かなえさんが山好きで有名だが、山好きになるきっかけが誰も同じで面白い。何気なく登山に付いて行って死ぬほどきつい思いをして、「もう絶対山には来ない」と感じて頂上に着いたら嵌っていた。自分もそうだった。いろんな山の事が語られていたが、エベレストの麓のトレッキングは羨ましかったし、自分も登山を再開しようかと思わせた本だった。

2018/06/25

ジュール リブレ

唯川恵さんの小説は少し肌合いが会わず遠ざかってましたが、山を語るエッセイとのことで読んでみました。軽井沢移住から、眺める浅間山をきっかけに登りだした山。だんだん難易度が上がっていって、冬山に挑んだり谷川岳一ノ倉沢に行ってみたり。富士山で高度トレーニングしてラストはエベレスト街道。田部井淳子さんとのお話も良かったので、「淳子のてっぺん」も読みたくなりました。高田馬場のカモシカスポーツ、まだあるのかな?

2020/08/23

かずー

軽い登山の話かと思い手にしたが本格登山であった。いい意味で裏切られた。飼い犬がきっかけで軽井沢に移住し、そこから登山に目覚めエベレスト街道トレッキングを目指すまでに。時には命に関わるような危険なことも。周りの影響もあるのだろうが、すごいの一言。

2020/10/12

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