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雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール

雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール

雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール

作家
呉勝浩
出版社
光文社
発売日
2018-09-19
ISBN
9784334912383
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雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール / 感想・レビュー

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しんたろー

呉勝浩さん初読み。主人公・依子の過去と現在が交錯し、ある事件の真相に迫る物語は、強烈なシーンの連続で描かれ、まるで体育会系の汗臭い部室に閉じ込められたような圧迫感…実際の事件を思い出させる内容をドツキ漫才的な笑いで包みつつ突き進むので、ブレーキの壊れた車で疾走しているような不安と緊迫が混ざり合った不思議な読み心地。依子の言動にイライラさせられ、特異な生い立ちが判ってからは切なく空しい。人の闇や現代を描いた作品として評価できるが、エログロやブラックが好きな人向きとも言え、単純に「好き」とは言い難い(苦笑)。

2019/09/14

みどり虫

「なんじゃこりゃぁー!」と松田優作が読んだら言ったはず。ほんとかよ。苦手な暴力シーンが多い分、一気読みは出来なかったけど、テンポのいい文章がいい。特に会話文がいい。そして葵ちゃんがすごくいい。好き。依子と葵、2人が闘うのはこの世の理不尽。そりゃあこの世は理不尽なことだらけっすよ。でもこの二人が味わってる理不尽はそんじょそこらにあるもんじゃないんす。地獄のような日々から脱するために、地獄のような状況に陥る。それでも依子は思うんだ、「生きねば」。生きねば!生きねば!ねばーぎぶあっぷ!だな。なんじゃこりゃぁ〜!

2019/01/19

あも

なんて不幸で最低な物語。洗脳・支配・暴力・性的虐待…糞のオンパレード。なのにヒロインの依子と相棒の葵の折れないタフさ。いい意味での鈍感さによる爆走が、読者に立ち止まり、同情する間を許さない。時系列が思いっきり前後する構成がやや読みにくさを感じたが、それによって抜け落ちた穴がパズルのように埋まっていき、絵にかかった靄が次々と晴れていくのを見たくて次へ次へと頁をめくる。最低で最悪な人生に首を折らず『ちくしょう』と天に向かって中指を立てる。これが応援せずにいられようか。屑どもを吹き飛ばすキャノンボールに幸あれ。

2019/08/02

H!deking

いやこれ最高に好みでした!ストーリーもセリフの言い回しなんかももう完全にストライクど真ん中!呉さん初読みだったけど、応援したいのでこれから追いかけます。いやー、面白かった!ずきん姐さん教えてくれてありがと~!今のとこコトイチ!

2018/10/12

aquamarine

まさに、何だこれは!なお話。無差別乱射事件の被害者依子と犯人の妹葵が、事件の真相をルポにするために奮闘する…そもそも現在の二人がめちゃくちゃだけれど、依子の過去も凄いのです。何だこれは、と思いながら話にあっという間に取り込まれ、ひたすら彼女の過去と現在の葵にシェイクされました。バイオレンスシーンの連続なので、苦手な人にはお勧めしませんが、感想としては面白かった!に尽きます。平山夢明さんの某作品が浮かんできました。まさしく題名通りの最低な落下とやけくそキャノンボール。ハードボイルドミステリを堪能しました。

2018/10/20

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