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菩薩天翅(ぼさつてんし)

菩薩天翅(ぼさつてんし)

菩薩天翅(ぼさつてんし)

作家
戸南浩平
出版社
光文社
発売日
2018-09-19
ISBN
9784334912413
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菩薩天翅(ぼさつてんし) / 感想・レビュー

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あっちゃん

前作も良かったので!この微妙な時代の中で、揺れ動く主人公が人間味があって好感が持てる!今回は守る人が居るから、強くも弱くもなる辺り良い!現代より、こういう時代ものの方が惹かれるのは年をとった証拠?(笑)

2018/12/30

鮫島英一

時は明治六年、武士も坊主も地に堕ちようと悪党だけは生き残る。「浜の真砂は尽きるとも…」とはよく言った。そんな腐った世を正すかのように悪党ばかりを狙う暗殺者「闇仏」が現れた。庶民は拍手喝采するが倉田の知ったことではない。なにせ彼の仕事はその悪党の用心棒。嫌な仕事だが彼と同居人のサキの二人が生きるためなら受けるしかない。否、考えようによっては闇仏のお陰で在りついた様なもの。精々死なない程度に仕事はするさと嘯いていたのに、いつの間に引けぬところまできてしまう。全ては業が成せるのか。流石、戸南作品は凄味が違う。

2022/02/12

ブルーノ

図書館で借りた本。初読みの作家さん。江戸から明治へと移り変わっていく時代の話で、人々の暮らしや考え方が変化していく様子が非常に興味深かった。貧しい生活のなかでも生き生きと描かれるサキの姿が良かった。そして、倉田とサキの絆には胸が熱くなった。また、刀での斬り合いのシーンは迫力があって面白かった。

2019/03/28

辺野錠

前作から引き続き明治が舞台で今度は廃仏毀釈を背景に起こる仏に見立てた連続殺人と言うシチュエーションが面白いと思った。善と悪が入り交じる物語も引き込まれる。蝶やリボンに仏の首と小道具の使い方も巧み。

2019/02/07

ekoeko

明治六年、妹・由衣と生き別れた「転生」を信じる倉田と10歳のサキはあるいきさつからやむをえず一緒に暮らしていたが極悪人・大渕に大罪人たちを次々と葬る「闇仏」から殺害予告が届き倉田が用心棒として雇われたことから騒動に巻き込まれていく。象徴的な蝶が印象深い。

2018/10/06

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