森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー
森見登美彦リクエスト! 美女と竹林のアンソロジー / 感想・レビュー
starbro
森見 登美彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。森見 登美彦のリクエストしたお題「美女と竹林」(もしかして文学史上最初で最後?)と参集した作家が半分以上好きなので読みました。オススメは、飴村 行の「東京猫大学」&京極 夏彦の「竹取り」&矢部 嵩の「美女と竹林」の3本です🎋🎋🎋 続いて「博奕のアンソロジー 宮内悠介リクエスト!」へ。
2019/02/19
mint☆
美女と竹林という限定的なイメージでは?と思われるテーマなのに、バリエーションに富んでいて面白かった。不思議なお話が多かったな。好きな作家さんもいれば、読むのは初めての作家さんも。いろんな作家を知るいい機会になるのでこういうアンソロジーは楽しい。
2019/12/21
♪みどりpiyopiyo♪
読み惑い、辿りつけ。きっとあるはずだ。竹林(と美女)の理想郷が。■面白かった! 幼時から竹林に心惹かれ、『美女と竹林』という本まで書いてしまった登美彦氏がリクエストしたテーマは"美女と竹林"。応えたのは自身も含む10人の作家たち。■執筆の縛りはとにかく竹林が出てくることで、「美女」は努力目標だったとか。軽妙なラブコメから文明の滅亡まで、朔太郎や安吾を思わせる物もあって♪ ■竹林には世界の境目をあやふやにするような趣があるよね。竹のざわめきと鮮やかな緑に想いを馳せながら楽しく読みました。(2019年)(→続
2019/03/29
hiro
久しぶりにリクエスト・アンソロジーを読んだが、今回の編者モリミーが決めたテーマは、あのエッセイの題名と同じ「美女と竹林」。美女・竹林という組み合わせのため、シリーズで最も難度の高いテーマとなり、玉石混交のアンソロジーとなったように思う。その中で、日本人が竹から連想する美女といえばかぐや姫、オーソドックスだが現代の仙台にかぐや姫を登場させた伊坂さんの作品は、たいへん読みやすくて一番面白かった。一方馴染みのない作家さんの段落分けがなく、同じ言葉が繰り返される作品は、残念ながら内容が全く頭に入ってこなかった。
2019/04/12
みかん🍊
竹というのは奇妙な植物で地下で根が繋がっていてそれが枯れると全ての竹が枯れるそうです、そして木ではなくイネ科中は空洞と未だに謎の多いミステリアスな竹と美女といえばやはりかぐや姫の連想が多かった、豪華作家さんのアンソロジー、中には読み飛ばしてしまったものもあったが、やっぱり伊坂さん、恩田さん、モリミーは面白く、間違って竹と共に出荷されてしまったかぐや姫、子どもの頃友人の家の裏の竹林でみた恐ろしい女性の顔、祖父の家の裏山から迷い込んだ不思議な体験、ファンタジーでホラーでミステリアスなアンソロジーでした。
2019/03/01
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