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殺人鬼がもう一人

殺人鬼がもう一人

殺人鬼がもう一人

作家
若竹七海
出版社
光文社
発売日
2019-01-22
ISBN
9784334912611
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あらすじ

20年ほど前に〈ハッピーデー・キラー〉と呼ばれた連続殺人事件があったきり、事件らしい事件もなかったのどかな町で放火殺人が発生、空き巣被害の訴えも続いて、辛夷ヶ丘署はてんてこまい。そんななか町の重要人物がひったくりにあうという大事件が起き、生活安全課の捜査員・砂井三琴が捜査を命じられたのだが……。苦みのある読後感と切れ味抜群のツイストが堪能できるミステリー6編を収録。若竹七海の真骨頂!!

殺人鬼がもう一人 / 感想・レビュー

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ダイ

連作短編集。若竹さんらしい一癖も二癖もある人々が登場します。やっている事はほぼ犯罪ですが、コミカルな感じで楽しめました。

2019/02/21

aquamarine

都心まで一時間半の寂れたベッドタウン・辛夷ヶ丘では20年前の連続殺人以来、事件らしい事件もないのどかな街です。…というのは表向きの連作ミステリ。最初が女性刑事・砂井の一人称で語られるため、葉村シリーズのようなものを想像して読み始めてしまい、途中で驚愕しました。基本ブラック。登場人物も好きになれない。でもさすが若竹さん、このテイストでも最後まで飽きさせることなく、一つ一つが本当に見事です。とにかく私はこの街の住人でなくて良かった、と心から思います。好みは「黒い紬」「きれいごとじゃない」「葬儀の裏で」。

2019/03/02

みかん🍊🌸

都心まで1時間半の寂れた街の吹き溜まりのような警察署にも町の人も一人もまともな人は居ない悪人だらけ、警察官が金次第というのは遠い外国の話だと思っていたが近頃はそうでもないらしい恐ろしい世の中になってきたものだ、素敵な不労所得の為に今日も忙しく働くブラックなミステリだった。モデルは多分あの辺よねこんな風に書いちゃっていいのか!

2019/02/25

papako

堪能しました!若竹さん最新作。アンソロジーで読んだ悪徳警官もの。葉崎と同じ架空の街、辛夷ヶ丘でおこる事件。田中と砂井三琴の2人の悪徳正安捜査官。2人で事件を解決しつつ、シレッと不労所得をがっぽり稼ぐ。ただ悪徳なだけてなくて、不気味な存在感と洞察力で小気味よい。そしてこの辛夷ヶ丘の面々が何とも不気味!コージーな雰囲気が微かにある真っ黒な人達。ものすごく楽しみました。ただ、私の若竹愛は深いので、このレビュー、皆さん5割引くらいだと思ってください。葉村さんと砂井さんの対決とか読んでみたいです。あー楽しかった。

2019/01/26

のぶ

若竹さんの連作短編集。今回は都心から遠く離れた、普段はめったに大きな事件など起こらない寂れたベッドタウン辛夷ヶ丘での6つの物語。どの話もどちらかと言うと、ダークな内容のものが多く、住人もアクが強い。ただ、若竹さんの文章が柔らかく、どこかコミカルなので、陰湿な感じはしない。各章50ページ程度の中にミステリーの要素がぎっしり詰まっていて、伏線もしっかり張られているので、軽い気持ちで読んでいると混乱してくる。どの作品もよくできていて、今回も楽しむことができた。若竹さんの真骨頂。

2019/02/28

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