MGC(エムジーシー) マラソンサバイバル
MGC(エムジーシー) マラソンサバイバル / 感想・レビュー
旅するランナー
強い者が勝つのではない。勝ったものが強いのだ。マラソン、いや、スポーツとはそんなものだ。そんな容赦のない世界を走る、5人の女性ランナーの視点から描かれる、マラソングランドチャンピオンシップ。それぞれの思惑、戦略、背負っているものが交錯して、ドラマチックな勝負になっていく。増田明美の細かすぎる解説を蹴散らす面白さ。たとえ札幌開催になろうが、マラソン日本代表選手には、マジで・頑張って・力出し切ってほしい(略してMGC)。
2019/11/18
みかん🍊
読メ登録2000冊目は、東京オリンピックマラソン代表選考会のMGC、タイムリーな作品となりました。指導者と優勝候補選手5名それぞれの視点から描かれる、タイプも抱える背景も違う選手たちのどこで体力を温存してどこで仕掛けるかの駆け引きにだんだん一緒に走っている気になり最後は全員を応援したくなるが選ばれるのはたった2名、過酷なレースの中それぞれの思いが交差する、ライバルと自分との闘い心が強くないと勝てない、そしてサポートしてくれるスタッフや家族やファンがるからここまでこれた、切符を手にするのは誰か。
2019/09/26
モルク
1位と2位が無条件に東京オリンピックの代表となるマラソンの選考会MGC。この大会に参加するにも厳しいタイム設定をクリアした者のみ。その女子のレースを扱った架空の作品である。女子選手12名、その中で特に5名の選手にスポットライトを当てている。レース中の駆け引き、せめぎあい、心理作戦、体力問題そしてその日に至るまでの道のりを通して彼女たちを見つめる。実際のMGCは男子で著名選手が多く注目が偏りがちであった。先にこの本を読んでいれば女子の見方も変わっていたかも。フィクションでも面白かった。
2019/10/20
ゆみねこ
目前に迫った東京2020のマラソン代表選考会・MGC 。オリンピック代表を目指す12名の女子選手たち、その中で有力5人に焦点を当てたマラソンサバイバル小説。レースの途中経過や選手たちの心理描写、中継車で解説する元選手。ハラハラドキドキ、あぁ、今度の日曜、テレビから目が離せなくなるだろうな。読むなら今、お薦めです。
2019/09/10
ユザキ部長
知って欲しいこと。同じフルマラソンコースでも冬と夏では全く別のもの。一番いいのは春先かな。
2019/10/14
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