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おとぎカンパニー 妖怪編

おとぎカンパニー 妖怪編

おとぎカンパニー 妖怪編

作家
田丸雅智
出版社
光文社
発売日
2020-12-22
ISBN
9784334913793
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おとぎカンパニー 妖怪編 / 感想・レビュー

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よつば🍀

なんだこれ、面白い!子泣きじじい、ぬりかべ、ぬっぺふほふ、河童、砂かけばばあ、かまいたち、ぬらりひょん、座敷童子、百目、雪女、海坊主、のっぺら坊、12人(?)の妖怪が現代社会に現れて今時の人達とコラボするショートストーリー。差別を無くす取り組みに力を注ぐぬりかべ、飽食時代とぬっぺふほふのマッチング、SNSの炎上に砂を掛けて鎮める砂かけばばあ等、12話其々に風刺が効いていてその発想に唸らされる。ブラックユーモア満載だが河童やのっぺら坊の友情に胸熱。装丁や目次、あちこちに隠れている妖怪達のイラストもキュート。

2021/01/16

みかん🍊

子泣きじじい、ぬりかべ、河童、砂かけばばあ、かまいたち等お馴染みの妖怪が現代の人間界で活躍する、河童に弟子入りし陶芸を学ぶ「川の陶工」かまいたちの子どもを保護し育てる「かまちゃん」大人になってしまった座敷童とともに不幸を克服する「座敷男」が良かった、どれも現代にマッチしていて面白かった。

2021/02/12

タイ子

出てくる、出てくる、有名な妖怪たちが。でも、そのまんま登場したのでは日本昔ばなしになってしまいますからね。世知辛い現代の世の中の迷える人たちの前に姿を変えて(いや、まんまか)現れるわけですよ。子泣きじじいが、ぬりかべが、河童にぬらりひょん、雪女などなど。座敷童子が大人になって仕事の需要が無くなり座敷男になって現れるとか。皮肉とジョークと人助け、人生の立ち直りに一役買ったりと相変わらず面白い。河童の頭のお皿は自分で焼いてたって知ってました?眼精疲労を百目男が治してくれるとか。次回のテーマが楽しみです。

2021/03/13

ままこ

おとぎシリーズ3作目。今回は妖怪編。ゾッとするものからほっこりするものまで奇想天外ショートショートをサクッと楽しめる。疲れ目に悩まされる私にとって目の代行は興味深かったけど…無料の仕組みはなるほどね(苦笑)諦めずに極めたかっぱっぱ🥒河童の話と心温まる座敷男の話と清々しいのっぺら嬢の話がお気に入り。

2021/02/18

☆よいこ

ショートショートが12編[重くなる]PCが重い&責任も重い[壁とともに]ウォール株式会社。これから必要な企業だ、ぜひ[N肉]中毒[川の陶工]世界中の川を[砂をまく]炎上を鎮火[かまちゃん]ペット禁止[いた]ホラー[座敷男]福を招くには[目の代行]提携はウォール株式会社w。私だったらプレミアム会員になりたい[スノービューティ]冷凍睡眠美容法[海と野球]ひっくり返すのは船だけじゃない[のっぺら嬢]魅力は顔じゃない▽ホラーから感動作まで美味しい一冊でした。妖怪文化の現代化。デジタルと妖怪は相性がいい。

2021/03/28

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