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ワンさぶ子の怠惰な冒険

ワンさぶ子の怠惰な冒険

ワンさぶ子の怠惰な冒険

作家
宮下奈都
出版社
光文社
発売日
2021-02-23
ISBN
9784334913885
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ワンさぶ子の怠惰な冒険 / 感想・レビュー

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寂しがり屋の狼さん

『神さまたちの遊ぶ庭』から6年。トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。当時、子供たちの妄想(脳内)犬だった白い柴犬ワンさぶ子を本当に迎え、すっかり家族の一員に🐾広がる世界、かけがえのない音楽、しなやかに自由を楽しむ宮下家5人と一匹の3年間の記録(◍•ᴗ•◍)ほっこりと心が和むエッセイ集🍀腹筋も鍛えられるよ(笑)

2021/07/18

ウッディ

宮下さん夫婦、長男、次男、長女そして飼い犬の「ワンさぶ子」の家族の日常を綴ったエッセイ。長男、次男が東京に行き、少し寂しくなった宮下家ですが、トムラウシで培われたお互いを思いやる結束力は健在で、今回は末っ子の長女の天然さが良い味を出していました。ほのぼのとした出来事への宮下さんの温かいツッコミに彼女の人柄が溢れてくるようでした。そして、今回は柴犬のワンさぶ子の独り言で、宮下さん自身の行動へもツッコミが入り、くすっとしながら、自分も家族に対してこんな風に鷹揚な気持ちで接しようと心に誓ったのでした。

2021/07/27

のり

とても素敵なエッセイ集。まず愛犬の名が「ワンさぶ子」と言うのがインパクト大。しかし読み進める中で馴染みだした。そして「宮下奈都」という作家の素となるような家族。3人のお子さん(男2・女1)達との遣り取りが素晴らしい。何度も笑いに誘われたし、家族愛がひしひしと伝わってきた。そんな家族の一員の柴犬のワンさぶ子も、目で見て感じてきたのだろう。宮下家に来て良かったね。これからも長生きして支えて下さいね。

2021/12/15

のぶ

なんて幸せな家族なんだろう!と読みながら感じていた。2017年から3年間の生活を綴った日記エッセイ。自分は以前読んだ、北海道、トムラウシでの1年間の記録「神さまたちの遊ぶ庭」がとても好きだったが、本作も劣らず良かった。宮下家も3人兄弟の上のお兄ちゃんが進学で上京するところから始まるが、トムラウシの頃からすると大きくなったものだ。宮下さんも新刊が出ないので、どうしているかと気になっていたが、充実した毎日を過ごしていると知り安心。家族の中には常に柴犬のワンさぶ子がいて皆を見守っていた。楽しい一冊だった。

2021/03/06

hiro

小説家の書いたエッセイも好きだが、その中でも『神さまたちの遊ぶ庭』は再読したほど大好きだ。その後を知りたくて2017年4月からコロナの影響が広がりだした2020年3月までの3年間、ワンさぶ子を加えた宮下家の日常を書いたこの最新刊エッセイを手に取った。トムラウシ山村留学からいい影響を受けたのだろうかのびのびと成長した三人の子どもたち、もちろん小説の執筆だけでなく、いろいろな仕事で活躍されているお母さん、そして新たに加わり家族の愛情を受けるワンさぶ子と、今回もほのぼのとした余韻を残して読み終えることができた。

2021/05/15

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