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残心 凜の弦音

残心 凜の弦音

残心 凜の弦音

作家
我孫子武丸
出版社
光文社
発売日
2022-05-24
ISBN
9784334914608
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残心 凜の弦音 / 感想・レビュー

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やも

主人公・篠崎凛ちゃんの高2〜大学受験終了までの弓道と青春が描かれている。恩師との別れ、部長になり、弓道との向き合い方に悩み、顧問の吉村先生との別れ、そして現実にもあった矢羽問題…今作も盛りだくさん🎯凛ちゃんは参段になってました✨前巻はミステリー色強かったけど、今巻は青春にふりきったカンジ。とは言えミステリーもあったけど、前巻でもそうだったけど、ミステリー部分にイマイチ納得出来ないんだよね🤣🤣かなりムリがあるっしょ🤣大学生になる凛ちゃん、まだ続編あるかな?あったら嬉しいな!★4

2022/07/31

おつぼねー

ミステリー部分でも青春部分でもちょっと物足りなさを感じた。でもさすが武道。読んでいるだけで引き締まるような空気感を醸し出す。それはそうと弓道由来の言葉って結構身近にあるんだな。「的中」「そんなはずはない」。雑学が増えた。#NetGalleyJp

2022/06/25

ゆのん

とんでもない事をしてしまった。前作があるとは知らずに新作を読んでしまったのだ。ウッカリとは言え残念で仕方がない。それ程に面白かった。主人公は女子高生。弓道に青春、いや、人生を捧げていると言って良い程。とても真面目で、物事を深く考え、観察力もある。弓道を単なる部活ではなく『生きる力』としている。そこまで打ち込める何かがあるのは幸せであり、羨ましくもある。彼女がどんな大人、母親になるのか長く読みたくなるそんな作品だった。

2022/05/29

真理そら

続編。篠崎凛は尊敬する恩師を喪ったり部長になったり受験生として将来に悩んだりして弓に向かう気持ちに次々と迷いが生じてしまう。第一話「残身と残心」は弓道以外にも通じるものがあって興味深い。理屈と形から入る波多野と精神から入る凛の違い、一作目ではストーカー紛いだった中田先輩が凛の中の甘えを直視させるきっかけになったりして成長物語として気持ちよく読める。様々な理由でスポーツセンターで弓を引くことになる4人の女性たち、映画学科で将来を模索する中田先輩の今後も知りたい気分で読了。凛の母親が魅力的。

2024/01/02

背古巣

弓道にどっぷりつかった女子高生の青春小説なんだと思うけど、なんか哲学的な部分がけっこうある…。嫌いじゃないですよ。弓道を一生懸命やっているけど、将来に対して不安を抱き、自分はどうういう風に生きていけばいいのか、生きていくべきなのかを真剣に悩み、完全には解決しないまでも前を向いていこうとする。弓道の所作には派手さはないけど、なぜか芯の強さを感じる。この雰囲気が哲学的な考察を入れてくるのに違和感を感じないんだと思う。あとがきで、著者が似たようなことを書かれていてびっくりした。凜のこれからも読んでみたい。

2022/07/09

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