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篝火草

篝火草

篝火草

作家
海野碧
出版社
光文社
発売日
2010-11-19
ISBN
9784334927370
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篝火草 / 感想・レビュー

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nyanco

「いっそおれが、きみを殺しておいてやればよかったな」と腐敗の始まった夏海の死体を前にして翔が彼女との過去を回想するシーン、この始まり方はとても良い。本作も「水上のパッサカリア」のように、恋愛小説とミステリーを楽しめる雰囲気の作品なのだろうと思い読み始めた。脚フェチの探偵・樺島やインディゴチャイルドの孝之のキャラはとても良い。脳梗塞で目を覚まさない父を抱えながら、元妻の過去を探る…という鬱々として作品を描きたいのか、凸凹コンビの探偵ものを描きたいのか、良く解らない。続→

2010/12/27

Aoi\(*ˊᗜˋ*)/

図書館本。初読み作家さん。読みにくかった。なんとか最後まで読んだけど。話は悪くないけど面白くなる所とダラダラ続くところがあって残念ながら私には合わなかった。

2016/08/12

ヘブンリー

この人の本は3冊目だけどどれも同じような感じがする。内容はかなり違うんだけど主人公の男とその相棒、中心になる女性(死んだ妻)の構成が似ているせいか?文章はとてもきれいで、この雰囲気は好きだ。でもいつまでも同じ雰囲気ばかりじゃ飽きちゃうかも。

2013/03/14

asica

最初っから「それってこうでしょ?」と思ってたものを主人公の男が鈍いせいで延々と筋道つけて勿体ぶりつつ語られた感じ。海野碧さんのは「水上のバッサカリア」(だったかな・・)以来二冊目だけど、中年のおじさんと儚げな女性との空気感は同じだった。話の展開の中で二つほど予想とは外れたものがあったけれど、彼女の事の方はなんか拍子抜け程度。かえってうやむやにされた感じがすっきりしない。男の方はまあ、多少驚く。やや古い雰囲気の文章は実は嫌いじゃないけれど「ダベる」とかっていう死語をみるとなんかゲンナリする。

2011/06/17

ふう

とにかく読み終わるまで長かったことw かったるかった理由は厚さに反比例してぎっちり詰め込まれた文章だけじゃないはず。海野碧、短歌の同人とかならもう少し端的にすっきりとまとめることはできなかったのかな。タイトルにしてる篝火草ことシクラメンを象徴的に使おうとしてはいるが全然活きてないし。なんとなくだが原りょう(出ないw)あたりならすごく上手く料理できそうなお話だったなーって感じ。

2011/02/14

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