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七人の鬼ごっこ

七人の鬼ごっこ

七人の鬼ごっこ

作家
三津田信三
出版社
光文社
発売日
2011-03-19
ISBN
9784334927493
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七人の鬼ごっこ / 感想・レビュー

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mocha

「だーれまさんが こーろした」幼い声が電話から聞こえてくる。電話を受けた者は次の被害者・・冒頭から怖い気配がゾクゾク。怖いぞ怖いぞ、と期待したけど、ホラーというよりミステリーだった。異形の達磨ってどんな物だったんだろう?謎解きの独白は古いスタイルをわざと踏襲してるのだと思うけど、どうせなら細部もきっちり見せて欲しかった。鬼っ子も怖さを感じさせないし。わくわく読めただけに、いろいろ残念。

2017/08/22

KAZOO

三津田さんの作品にしてはあまり怪異さとかいうものがなくミステリーに近いものでした。子どもの頃の友人が殺されていってその理由を探るうちに、ということで結構込み入った話となっています。それでも楽しめました。場所がどこをイメージとしているのかを知りたい気もしました。

2021/11/19

yukision

幼馴染からの電話の後、一人、また一人、と幼いころの友人たちが殺されていく。今回はホラーというよりも、ミステリーとしての色合いが強い。動機など納得できないことや謎のまま残る部分もあり、モヤモヤは残ったものの全体としては楽しめた。

2021/08/27

風眠

やっぱり生きてる人間のほうが怖い・・・ってことですかね。 いろんなことが中途半端なまま終わってしまっていて、結局どーなのよ!?ともやもや感は残りましたが、謎は謎のままにしておいたほうが、怖い印象は残りやすいのかな。物語に出てくるいのちの電話コールセンターが、実際あんなに大変だとしたら、ボランティアスタッフを無条件で尊敬するっ!

2011/08/07

藤月はな(灯れ松明の火)

「達磨さんが転んだ」はよく、遊んでいたけど今、考えれば「どうして達磨さんが転んだら振り向くのだろう?」などの疑問からくる怖さがある遊びだったのだなと思いました。刀城言哉シリーズなどとリンクする箇所は嬉しいのですがお得意の齟齬を埋めていく推理と現実に起きた出来事とそれによって導き出された怪異が噛み合わなくて戸惑ってしまいますー”-個人的には悩みを聞いて自殺を思いとどまらせる電話受付の大変さに圧倒されました。

2011/11/06

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