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十二月八日の幻影

十二月八日の幻影

十二月八日の幻影

作家
直原冬明
出版社
光文社
発売日
2015-02-18
ISBN
9784334929947
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十二月八日の幻影 / 感想・レビュー

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九月猫

面白くなかったわけでも読みにくかったわけでもない。けど、手放しに面白かった!というわけでもない、なんとも感想の書きにくい……。繋がりが悪かったり状況がわかりにくい文章が時々あって気になったけど、それより私にとって残念だったのが、二人とも好みのキャラっぽいのに、「好き」までちょっと足りなかったこと。潮田の頭の固さ・鈍さ(というのは可哀想かな)……人の話はちゃんと聞きなさい(笑)渡海の切れ者具合の描写も潮田目線のせいか中途半端。その辺り改善された続編が出ればいいなと期待。新人賞受賞作としては上々です。

2015/04/01

barabara

確かに派手さはないが、緻密な取材と正確な知識に基づき筆者がコツコツと努力した感がうかがえる。アメリカとの電信の傍受線は、歴史が物語るだけに背筋を凍らせるものがある。一切の心情をカットした怜悧な印象がある柳広司作の同スパイものより、当時の陸海空軍とは、敵国とは、がより明らかな形を持って平和な自分に訴えかけてくる一冊だった。完

2015/03/11

ren5000

戦時中のスパイ小説となるとどうしても結城中佐を思い出してしまいますが、こちらは登場人物ともどもちょっと軽めの諜報機関って感じでした。そこそこ面白いんだけどD機関シリーズが面白すぎるので自分に中ではちょっと損してると思います。

2015/08/02

マムみかん(*感想は風まかせ*)

真珠湾攻撃の成否を決める機密の漏洩を防ぐ為、海軍内に創設された防諜組織の活躍…。 「ジョーカー・ゲーム」シリーズと同じでリアルなスパイの頭脳戦が描かれていますが、あちらより更に地味~~(笑)。 花粉症でモヤった頭では、ちょっと理解しづらい展開もありました。 でも、「電気ソロバン」というコンピューターの原型(?)を使った暗号解読や、敵を出し抜く暗号の受け渡しなど楽しめました。 もう少しキャラが立っていれば、エンタメ度も上がったのではと思います☆

2015/03/07

ASnowyHeron

開戦前夜の諜報戦の丁々発止というストーリーが、斬新だった。それに日本人離れした渡海少佐の強烈な個性が、いいアクセントだった。

2017/03/05

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