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ただ、一緒に生きている

ただ、一緒に生きている

ただ、一緒に生きている

作家
坂本美雨
出版社
光文社
発売日
2022-06-22
ISBN
9784334953126
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ただ、一緒に生きている / 感想・レビュー

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mukimi

育児エッセイでありながら娘を通して本当の自分に出会い直す1人の女性の物語。娘の親をしていると演技でもしている気になるという文章に惹かれた。私も温かく小さく重く柔らかく美しい命を本当に私が産んだのか実感がない時がある。妊娠し10ヶ月お腹の中で育て娘を抱くこの日々は夢なんじゃないかと不安になる。そのふわふわした感覚を共有できる人がいてとても嬉しかった。娘に許されて生きている、娘を通して世界を見る、娘の子供になる、という考え方は新鮮で、子供の愛し方を一つ教えてもらった。我が子と話せる日が待ち遠しくなった。

2024/04/22

デコ

なんて素敵なタイトルでしょう。ただ一緒に生きている。こんな視点で子どもを育てなかったことは子ども達にも私にも残念だったと思う。美雨さんがお子さんに対して思う「人として好き」なんて思うこともなかった。子どもに許してもらっているって今思えば本当にそうだ。美雨さんとお子さんの日々が貴い。

2022/08/31

縞子

愛されているなぁ、なまこちゃん。本当に子供と一緒に学んで成長しようと思っているのが伝わってくる。読んでいて共感するところ、勉強になるところがいろいろあって、また読み返したくなるだろう一冊。よかった。

2022/11/21

umico

あーこれだーと思う。私が日々子育てのなかで感じていたこと、うん。これもこれも。子どもの可愛さを神話のように言うつもりはないけれど、母にならなければよかったみたいなことも違って、ただひたすらに可愛い。可愛いけれど、私は私の人生も大事なのです。でも大好き!子どもたちふたりとも、おんなじように大好き!と思う。それは、きっぱりと、私とは別の人格を持った別の人だと思っているからで。

2023/11/02

まゆみ

幼き頃の娘たちの子育てを終えた私には、特に期待していた本というわけでもなありませんでした。どちらかというと有名人の娘というミーハー心で読み始めたのですが、全く予想外に感銘を受け、何度か読み返したいと思い、購入しました。娘との関わりから自分自身と向き合い、葛藤をしていく素直な言葉は、初心を思い出して共感したり励まされたり。大人になった我が娘たちですが、人生に迷いながら進んでいく姿を見届けていきたいと思いました。

2023/01/20

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