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解読! アルキメデス写本

解読! アルキメデス写本

解読! アルキメデス写本

作家
ウィリアム・ノエル
リヴィエル・ネッツ
吉田晋治
出版社
光文社
発売日
2008-05-23
ISBN
9784334962036
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解読! アルキメデス写本 / 感想・レビュー

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absinthe

中世の写字生は羊皮紙が貴重で高価だったため、古い写本を消して新たに書き込んだのですが、消された痕跡にアルキメデスの数学本があったのです。写本は数奇な運命をたどり、偶然にナチスの焚書も逃れ、現代に蘇ったのです。まるでフィクションのように読み応えがあるノンフィクションです。解読に携わった研究者のドラマ、使用された最先端の解読装置なども詳しく書かれ面白かったです。

田蛙澄

不要になった羊皮紙の写本をばらしてナイフで文字を削り軽石でこすることで上書きできるように再利用するという技術があったことは知っていたがパリンプセストと呼ぶことは初めて知った。以前近所の図書館で立ち読みして気になってはいたのだが、中世写本の専門家である学芸員とギリシア数学の専門家のタッグが交互にアルキメデスのパリンプセストについて語り、彼が実無限や組み合わせ論、重心の発見など、いままで浮力の原理でしか印象がなかったアルキメデスがはるかに科学史上重要だったことが分かって面白かった。

2016/09/17

Koki Miyachi

アルキメデスは、紀元前三世紀のシシリー島のシラクサで生まれた天才的な数学者。当時は印刷技術もなく、紙もなく、羊皮紙に写本され伝えられた。多くの写本は、政治的宗教的なアクシデントの中で失われ、現代まで残された写本は僅か3冊。その1冊C写本をめぐるノンフィクションだ。1998年、科学・医学書の競売でこのC写本が落札される。解読チームのメンバーの目を通して解読のプロセスが多元的に展開。アルキメデスの数学のエッセンスに触れながら現代の最高の知性と技術による奇跡の解読プロセス。久し振りにワクワクし通しだった一冊だ。

2014/07/13

教祖

古代の文献解読をめぐるドキュメンタリー。数学的な内容を期待していたが、大半は写本の歴史や解読を巡る紆余曲折といった内容だった。でも、数学部分の内容で放物線の切片の求積法には本当に驚かされた。数学が魔法のように見えた。

2008/12/19

takataka

アルキメデスというとお風呂での体積の計り方を見つけたひと、というくらいしか覚えていませんでした。ところがアルキメデスとはとんでもない数学者だったとは。その業績を探るためには、この写本を解読するしかない。しかもその写本には祈祷書が上書きされていた。どのようにして解読していくのか、なかなかスリリングです。

2015/11/29

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