贅沢な読書
贅沢な読書 / 感想・レビュー
mizuki
作家への愛、作品への愛を感じました。知識の深さには脱帽せざる終えません!著者の講義を受けることができる学生が羨ましいです♡ こんな風に一つの作品と向き合う読書はまさに贅沢。作品の味わい方を学べましたが、彼と同じように読書することは理想ではありますが、真似はできないと思います。本当に読書とは深い海ですね。
2017/10/20
amanon
勉強のため、ビジネスのためではなく、読むという行為そのものに楽しみを見いだすという著者のスタンスに深く同感。そして、本書に幾度となく登場する、酒や食べ物、世界の名所についての蘊蓄も嫌み無く楽しんで読める。まさに本書を読むということそのものが「贅沢な読書」というのは、ちとほめ過ぎか?著者的な立場の人と、実用的な読書を主張する人と読書論を戦わせたら、どうなるのだろう?ということが今更ながらに気になってしまう。また、Ⅳの「読みたくなる古典」を読んで、改めて日本の古文教育の偏向性について考えさせられた。
2013/03/09
ReadingYear
①旅行に行く時はその土地にちなむ文学作品を読みながら行く ②湯島の「とりつね」、銀座の「アールス・コート」「らんこんと」、州崎の「来々軒」などがおすすめだそう
2011/06/24
勝浩1958
漱石ファンとしては、もっと他の作品もあわせて紹介してもらいたい。
2010/11/14
ume-2
読書というか書物というか本というか、自分にとって何なのだろうと考えます。快楽を味わうための娯楽の場合もあれば、知識欲を満たそうとする行動だったりもする。読んでることを人にひけらかすのが目的かもしれないし、優れた人間達との溝を埋めようとする努力かも知れない。読む本を選ぶのは自分であるが、その選択理由は自分でも分からなかったりする。根底には死への、言い換えれば無意識への恐怖があるのかもしれない。読書は人を進化させるのか?自分の読書中毒を見直すきっかけになりました。
2012/12/14
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