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読み聞かせる戦争 新装版

読み聞かせる戦争 新装版

読み聞かせる戦争 新装版

作家
日本ペンクラブ
加賀美幸子
出版社
光文社
発売日
2015-07-17
ISBN
9784334978273
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読み聞かせる戦争 新装版 / 感想・レビュー

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本当に読み聞かせに最適!数々の戦争小説や詩、原爆の経験談、ドキュメント作品のいいところをはしょってまとめた、戦争を学ぶためだけの国語の教科書みたいです。原作が硬い文章の作品もありますが文字大きくしていたり子供でも読みやすいようになっています。城山さんや大岡さんなどベテラン勢の作品はいつ読んでも素晴らしい。

2016/02/13

みー

図書館で購入して貰えた本。これは本当に子供に読み聞かせて伝えていきたい事が沢山!!原爆の話が多いが、その他にもひめゆり隊、特攻、中国南京占領、731部隊の事・・・日本が犯した事柄にも真正面から向い、描かれている。どれも、有名な作品ばかり、その中の一節を抜粋して載せている。ここから、それらの作品に手を伸ばして更に深く知っていく事も出来る。それには、こうした入口も子供達には必要なのかもしれない。

2015/09/27

田中峰和

戦時中、出版社からの依頼で作家が戦地に派遣され、生まれた戦争文学。石川達三は「生きてゐる兵隊」を書き、戦争の残酷さを描いたことで発禁処分を受けた。ここに抜粋された火野葦平の「麦と兵隊」は、戦意高揚に利用され100万部のベストセラーになったもの。命を投げうち戦死を遂げた兵隊の英雄譚を描くのはいいが、「大日本帝国万歳」と叫ぼうと思ったとまで書いている。戦後、戦犯作家として休筆させられたのも尤もである。一方、野坂昭如の「火垂るの墓」は、句点が少なすぎる文体は一見読みにくいが、慣れれば加速する。悲惨さも加速する。

2017/12/09

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