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国芳妖怪百景

国芳妖怪百景

国芳妖怪百景

作家
歌川 国芳
悳 俊彦
出版社
国書刊行会
発売日
1999-05-01
ISBN
9784336041395
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国芳妖怪百景 / 感想・レビュー

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とんかつラバー

英雄が物の怪を倒す絵が多いが、どれもカッコいい。背後に控える魑魅魍魎、ボスの妖怪をズバッと切り裂く豪傑!迫力のある構図はまるで少年漫画の見開きの必殺技のよう。波や水の描写が絵に勢いを与えていて、ヒーローのポーズも決まっている。かと思えば狐に化かされてお地蔵さんを美女と思ってる男の表情とか思わず吹き出してしまいそうになる。

2023/04/05

peline_s

再読。岡田屋さんのひらひらを読んだら見たくなったので国芳展予習がてら。大物之裏~、相馬の~、讃岐院~なんかは何回見てもはっとする。蝦蟇!鰐鮫!骸骨!とか描きたかったものが非常に分かりやすいあたり国芳はほんとかわいいなあ。あと国芳の描く生物や妖も好きだけど波がたまらなく好きだ。うねり、蠢き、語り出すような存在感。北斎の波もたまらんのだけど江戸の人は海好きだよね。

2011/12/06

大臣ぐサン

歌川国芳の妖怪を題材にした浮世絵を集めたもの。国芳の妖怪画はずいぶんいろいろなところで取り上げられているので目新しいものはそれほどないのだが、肉筆画の「舌切雀図」は初めて見たかも。後の芳年にも通じて面白い。ぜひ実物を見たいものだ。芳年と比べてみると国芳の妖怪画は陰惨な感じがなく、ポップなところが特徴。現代人の妖怪感に一番マッチするのが国芳かもしれない。あと、この本の印刷がすごく良い。

2023/07/21

たっきー

巨大な骸骨が有名だけど、あれかなり精巧ですね。妖怪画の中に幕府への風刺を盛り込むなど、反骨精神が素敵です。

2005/01/01

もとお

相馬の古内裏や地獄変相図、讃岐院眷属〜が好きだったので手にとってみた。 同じ観音利生を題材にしているのに「観世音霊験一ツ家の旧事」と「浅茅原一ツ家之図」で雰囲気がガラリと変わる、絵師の探究心って凄い。 道外化もの夕涼、道外狐へん化のけいこ、道外仁王風神の角力、道外狸の六化撰 等々は妖怪絵と言ってもお茶目で可愛い

2011/12/17

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