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定本 何かが空を飛んでいる

定本 何かが空を飛んでいる

定本 何かが空を飛んでいる

作家
稲生平太郎
出版社
国書刊行会
発売日
2013-11-25
ISBN
9784336057778
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定本 何かが空を飛んでいる / 感想・レビュー

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徒花

人から勧められて読んでみたけど、うーんあんまり性に合わなかったかな。他の人の感想が割と絶賛気味なので、オカルト関連やUFOに興味がある人にはいい本なのかも。ただ、読むのにかけた時間や労力の割には得るものは少なかった感じ。表題テーマは全体の3割ほどで、残りは各種オカルトのエッセイ。ただ、UFOと呼ばれるものの正体の考察は「なるほどね」と言えるだけの説得力はある。ただ、砕けすぎた文体がどうにも鼻につくのが玉に瑕だったけども。

2020/01/04

マエダ

面白い。何かが空を飛んでいることは何も今に始まったことではなく19世紀にもばんばん目撃されている。現在ではUFOとなるようなケースを妖精や火の玉と時代に則した表現をしていて何かを見るとは人間の心理なのである。本書ではオカルトを賛でもなく否でもない客観的な視点から事実を述べていて、9割は嘘だが1割は説明できないとのことである。この1割で十分である。

2016/04/08

HANA

滅茶苦茶面白い。冒頭はUFOに関するあれこれを様々な観点から分析したもの。科学的に解明できる……と油断していたら、その背後から不可解なものが顔を覗かせるのが最高。後半は著者のオカルト論集。神智学やマッケン、シャーロッテ・ブロンテ等の文豪、そしてナチスとのオカルトの関わり合い、個人的にはどれを読んでもひたすらに興味深いテーマばかり。そして柳田国男、南方熊楠等民俗学者の異界への興味と英国の知識の関わり合い。坪井正五郎の面白さや稲生物怪録と兎に角濃い内容でした。こっちはひたすら知識量に圧倒されるだけだったけど。

2014/02/26

へくとぱすかる

かつて、絶版となった元版を図書館で借りて読んだが、この復刻版では、その他の関連する文章まで合わせて、元版の3倍にもなっている。全体を通して、人間の想像力あるいは妄想力が論じられているわけだが、おもしろさを感じるのは、やはり第一部の「何かが空を飛んでいる」。UFOについての著者の立場を明らかにしている。第2部以後と全く異なるポップな文体には驚く。さて文章の末尾に、と学会本とよく似た表現があったり、日本の歴史に奇異な足跡を残した研究家について、その発想の根拠を示すなど、なかなか楽しめる本。

2014/08/08

キキハル

長らく読みたかった本をようやく読了。とても面白く興味深く読んだ。第一部の円盤と小人に始まり、二部ではオカルトやマッケンや精霊日記を通り、三部では異界を紐解き民俗学や稲生物怪録まで。縦横無尽に語りつくした評論集だ。これがいたって真面目だが堅苦しくなく愉しい。文献の引用や資料も豊富でブックガイドとしても活用できる。おかげで読みたい本が目白押しで増えてしまった。こういう本は時間をかけて舐めるように読みたいものだ。だが、ユニークな表紙のこの本の価値を、悲しいかな家族は誰も分かってくれない。興味持てば面白いのにな。

2014/03/11

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