KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

新編・日本幻想文学集成 第7巻

新編・日本幻想文学集成 第7巻

新編・日本幻想文学集成 第7巻

作家
三島由紀夫
川端康成
正宗白鳥
室生犀星
橋本治
松山俊太郎
矢川澄子
出版社
国書刊行会
発売日
2017-08-29
ISBN
9784336060327
amazonで購入する

ジャンル

新編・日本幻想文学集成 第7巻 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぐうぐう

日本の小説家にとって幻想文学とは、基本的に「死」をめぐる物語になるのだろう。「死」という現象、行為、あるいは「死」への考察や想いですら、幻想を想起させる。それは、「死」が現実的な問題であることを逆説的に照らしてもいるのだ。編者である橋本治の解説によれば、川端康成は若くして「生」を捨てたことで、「死」の世界に属すことができ、だからこそ数々の幻想文学を書くことができた。と同時に、川端にとって「死」は現実そのものであり、晩年の彼の自害は、橋本によると「遂に出会えた最も懐かしいもの」となるが、(つづく)

2017/12/02

ハルト

読了:◎

2019/02/26

感想・レビューをもっと見る