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後藤明生コレクション5 評論・エッセイ

後藤明生コレクション5 評論・エッセイ

後藤明生コレクション5 評論・エッセイ

作家
後藤明生
いとうせいこう
奥泉光
島田雅彦
渡部直己
出版社
国書刊行会
発売日
2017-10-23
ISBN
9784336060556
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後藤明生コレクション5 評論・エッセイ / 感想・レビュー

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後藤明生は曽祖父が宮大工で朝鮮が日本の植民地になった時点で移り住み現在の北朝鮮で生まれ育ったそう。ところが敗戦となった1945年8月15日からその故郷は外国となり2度と帰れなくなる。福岡に移り住み言葉と文化を覚えたところでまた大学から東京で言葉を覚えという経験があったと知る。その事をふまえると冒頭の『団地の中の花』もアイデンティティの話に変わった。彼の視点はずっと外から見つめるような、楕円の離れたところから静かに佇むような感じがする。『菊花の約』が素晴らしく上田秋成『雨月物語』はぜひ読みたい。

2018/03/06

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