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Gストリング殺人事件 (奇想天外の本棚)

Gストリング殺人事件 (奇想天外の本棚)

Gストリング殺人事件 (奇想天外の本棚)

作家
ジプシー・ローズ・リー
柿沼瑛子
山口雅也
出版社
国書刊行会
発売日
2022-10-27
ISBN
9784336074027
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Gストリング殺人事件 (奇想天外の本棚) / 感想・レビュー

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パトラッシュ

かのジプシー・ローズ・リーが書いたミステリとの触れ込みだが、謎解き要素は大したものではない。トリックらしいトリックもなく、事件も解決も偶然の結果であって矛盾や破綻がないだけマシな凡作だ。しかし舞台となるストリップティーズとそこに生きる面々の描写は面白く、ほとんど知られていないアメリカンバーレスク最盛期の姿を生き生きと伝える。性風俗ニーズとそれを提供する男女の生活、取り締まりに忙しい警察や彼らを取り巻く商売など、お上品な歴史家は決して書かない庶民文化の実情を、中にいた者の筆でしか描けない貴重な記録といえる。

2022/12/07

だるま

山口雅也氏が製作総指揮している『奇想天外の本棚』の、版元が代わりスタートした新シリーズの第2弾で、伝説のストリッパーであるジプシー・ローズが書いたとされている異色のミステリ。「されている」と言うのは、しっかりと完成されたミステリなので代作がいるのではないか(しかもそれはクレイグ・ライスではないか)と疑われているからであって、その辺の事情は本文の前に説明されている。内容は確かに破綻無く良く出来ていたが、特に際立っている部分も見られない標準作といった感じだった。ただ、ストリッパーの生き様はリアルで面白かった。

2022/12/04

グラスホッパー

1941年、ストリッパーの女性が描いたミステリ。フーダニット、ハウダニットに、果敢に挑戦している。奇想天外の本棚の一冊である。

2023/01/07

カーゾン

M:謎解きの部分は平凡というかオーソドックス過ぎるかもしれないし、最初の被害者の死因が毒殺とか後出し的な部分もあるけど、1940年代の米国のストリッパーの生態や手ぐすね引いて手入れをしようとする警察側の実態が覗けて面白く読了。多くの男がアリスを目の前にしたらフニャフニャになりそうですな(一緒になるかは別) 小生はヤフオクでは競り負け、最終的にインターネットのミステリ古書店で購入したのだが、書籍のタイトルのせいかヤフオクで暫くの間、紐パンをはじめとするセクシーショーツの案内が繰り返し出てきて往生したぜ。

2023/10/31

ムーミンママ

ミステリーとしては少し物足りなさを感じたけれどストリッパーをしている女性の物語としては大変 満足でした。

2023/01/10

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