ちびドラゴンのおくりもの
ちびドラゴンのおくりもの / 感想・レビュー
chiaki
『ラチとらいおん』のようなおはなし。入学して間もなく、友だちにからかわれ学校に行くのが嫌になったハンノー。算数も図工も体育も苦手でひとりぼっちのハンノーは、ある日、同じく自信を失くして地の底のドラゴンの国から逃げてきた“ちびドラゴン”と出会います。無邪気な友だち“ちびドラゴン”の要求に応えるうちに、ハンノーは自然と出来ることも多くなり、自信を取り戻していく過程に読んでいて勇気がもらえます!読みものに慣れた2年生くらいからなら、楽しんで読めそうかな。
2021/04/09
みつばちい
いつも学校で馬鹿にされて、運動も勉強もなにもかも自信のない僕の前にチビドラゴンが現れた。ドラゴンもチビでみんなに馬鹿にされているという。ぼくの家の暖炉の火を食べ、僕の歌やダンスを褒めちぎってくれるドラゴンに求められるままに木登りしたり絵を描いたり、字を教えたり、、次第に色んなことができるようになったちびドラゴンとぼく。それぞれ自信を持って自分の世界に生きていく、、シンプルに書かれているけど、人が成長する時に必要な物がよく描かれてると思う。自分を認めてくれながら一緒に繰り返し体験してくれる仲間の存在が尊い。
2020/07/13
ひな
今月のぶっくくらぶより長女用その2。いじめられっこのハンノーが落ちこぼれのちびドラゴンと友達になり、ちびドラゴンに色々教えてあげているうちに自信をつけていく。ちびドラゴンがとっても誉め上手で素敵。あとがきにある「自信とは自分もやればできるんだと信じることです」という文に納得。子供が少し自信をなくしたとき、読んで元気をもらってくれるといいな。
2016/04/30
かもめ通信
書店横断フェア“#はじめての海外文学 vol.3”,子ども向け部門の1冊。いろんなことに自信が持てずに「でぶソーセージ!」とからかわれるいじめられっ子のハンノーと,つばさが小さすぎてとべず、あたまもひとつしかないためにドラゴンの学校でバカにされ、地のそこにあるドラゴンの国をとびだしてきてしまったちびドラゴンの奇妙な共同生活を描いたドイツの児童文学。私もちびドラゴンに会いたいなあ!
2017/12/02
おはなし会 芽ぶっく
学校嫌いのハンノーとドラゴンの学校の落ちこぼれのちびドラゴンは友だちになります。人間同士じゃなくても本当の友だちになれるよね。 12月予定の4・6年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。主人公は1年生なので読める子なら大丈夫。 『司書と先生がつくる学校図書館』より3年生向け。
2018/10/01
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