KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

怖い話

怖い話

怖い話

作家
福澤徹三
出版社
幻冬舎
発売日
2009-02-01
ISBN
9784344016217
amazonで購入する

怖い話 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

モモ

怖い話のエッセイ。どちらかというと心霊のこわさよりも、えぐい感じの怖さが満載。昔に聞いた怖い話、海外旅行先で行方不明になり、その後、見世物小屋で見たという話など、少し懐かしいような?話もある。破傷風になった少女の映画「震える舌」も紹介されていて、あの映画を見た時の、何とも言えないザワザワとした怖さを思い出した。昔の刑罰のひどい拷問の様子などが詳しく載っていたりして、ぞわぞわし通しの読書となりました。

2022/07/16

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

「怖い」をテーマにしたエッセイ集全22話。てっきり幽霊がどこそこに出ただの、奇妙な物を見かけただの、そういった類の話ばかりかと思っていたので、1話目の「怖い食べもの」を読んだ時はこういう「怖い」もあるのかと納得しました。「怖い」にも色々な種類がありますね。「怖い食べもの」「怖い虫」「怖い自殺」の話が印象に残りました。「怖い食べもの」で紹介されていたイヌイットのキビャックと中国のネズミ料理、アヒルの水かき料理と猿の料理はえげつなすぎる・・。★★★

2012/02/07

鬼灯の金魚草

いつもの福澤さんかと思い借りてくる。が、中身が違う!でも嬉しい誤算でした。こういった「怖い話」もあるんだ。怖いと言っても人それぞれだから。カマキリは本当に怖い。猿の話は朧げに知ってたけど、目ん玉をツンツンするなんては知らず、おぞましい。そういうグルメはちょっと無理。絵画は素敵。表紙はなんだか不安にさせられるけど。

2017/10/21

しおつう

これは嬉しい誤算、というかタイトルから想像していたものとは違って、いわゆる心霊的な物はほとんど出てこない。怖い本、怖い絵、怖い映画、怖い食べ物等々、実在する世の中の様々な怖いものが紹介されており、なかなか興味深い本であった。ネタがもつかは別として続編を読みたいと思う。この著者はホラー系の小説や最近ではYouTubeでも幾つか動画があった様に思うが、こういう広いレパートリーを持っていたことに感服。

2017/10/15

岡本正行

怖いことを書いた本、そんなに怖くはなかった。怖いことを対象にした本も、ほんとのところは初めて。テレビやラジオで怖い話を見たり聞いたり、映画でも何度か怪談を観に行った。それなりに怖かった。日本の映画、本、話は怖い。リアルである。その底辺に、道徳や倫理もあり、魂の存在への怖れや畏敬がある。もっともっと怖いのを読んだり観たりしたいと思う。あまり度が過ぎると、精神的な不安が増して、病的になるのはもっと怖い。一種のオカルトじゃないか、空中浮揚とか実際、やってみられると、それも驚きとともに、怖い。一読の価値はある。

2022/08/05

感想・レビューをもっと見る