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嗤うエース

嗤うエース

嗤うエース

作家
本城雅人
出版社
幻冬舎
発売日
2010-08-01
ISBN
9784344018785
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嗤うエース / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

野球賭博のお話。東野さんの白夜行みたいな感じの流れです。終わりも壮絶ですなぁ。

2017/11/09

Kaz

再読。勝負の世界に八百長を介在させるということは、自分の負けを受け入れるしかないと思っていたけれど、一点差勝ちで負けになるというシステムに「なるほど」と思う。でも、それができるということは、かなりの実力がある人間。浪岡ほどの実力があれば、わざわざ賭博に手を染めなくてもとは思うが、一度手を染めたら抜けられないのも仕方のないことか。関係ないのだが、私の中では、「浪岡=江川」でした(笑)

2010/11/10

ペトロトキシン

野球賭博は悪いことで、八百長も悪いことではあるのだが、勝ち星をしっかり獲りながらも八百長を成立させてしまう(しかも周りからは、ほぼ八百長と悟らせない)技術、自力に、そこはかとない魅力を感じてしまう。魅力的な男だっただけに最後あんな終わらせ方になってしまったのが非常に残念。そして野球賭博があんな仕組みになっていたとは知らなかった。

2017/10/16

TAKA0726

2010年発行で背景は昭和初期の古い時代の八百長の話だが、果たして「一点差で勝て」が実現できるのか?手抜きで投げても相手があり勝敗の分岐点を知り尽くしコントロールできること自体が凄いことで八百長の定義は難しいのではないか。暴力団や金が絡むのがクロなら現在でもグレーな話は一杯あると思われる。むしろ家族を想い捨てた父親を恨まず、主人公浪岡には違った意味で漢(おとこ)として侍を感じたのは自分だけだろうか。結局真実は闇の中の予定調和の結末。因みに夏目雅子はカネボウのモデルデビューで資生堂の口紅は使わないと思われる

2023/03/19

はる

題材のスポーツに関するダークな面のリアルさに重い気持ちになりましたが、行き詰るゲーム展開の描写では1球ごとに一喜一憂 ^^ゞ『エース』の圧倒的な才能と意志の強さにも惹かれました。1960年代前半からの15年が舞台のため今とはだいぶ状況も違いますが、その古さも含めてわたしは楽しめました。

2018/11/11

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