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月の破片

月の破片

月の破片

作家
鬼束ちひろ
出版社
幻冬舎
発売日
2011-04-20
ISBN
9784344019775
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月の破片 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

8年前に刊行された鬼束ちひろの自叙伝。とはいえ、時系列に綴られているわけではなく、内容も家族のことからライブや楽曲に関することなど、気ままに書き、思いつくまま並べた印象がある。意外だったのは、パニック障害や不眠症、自殺未遂といった重いエピソードも、淡々と綴られていることだ。共感をしてほしいとか、吐き出すことで自身を癒そうとか、そういった意図で書かれているわけではなく、ただ単に自分を赤裸々に語った結果、こうなった、そんな彼女のシンプルな姿勢が見えてくる。(つづく)

2019/04/25

ユズル

私は彼女の音楽が好きでよく聴くのだけど、正直に申して、本は読まなくとも良かったなあ。ヤンチャ過ぎる武勇伝とか読んでも、さほど彼女のことを神格化するファンでないので、あまり感動しなかった。テレビでドラッククイーンみたいな化粧してた時も、この本読んで理解できた。ヤベエ本だけど、鬼塚さんを神様と思う人には良いエッセイだと思います。正直だし彼女。私にとってはただのヤベエ女だったけど?

2019/01/25

yumiusa

【図書館】[再]気持ちがざわつく時に、鬼束ちひろの曲(声)を聴くと何故だか落ち着く。彼女がデビューした頃、ラジオから流れてきた曲を聴いた時から、私にとって彼女の歌声は今でもずっと、精神安定剤のような役割を果たしている。この本を読んでから、また更に鬼束ちひろが大好きになった。

2015/10/14

uni

彼女の歌を聴けばわかるが、尋常ではないくらいに繊細な精神の持ち主なのですよ。彼女の創る歌詞はどこか文学的めいていると常々思ってたが、この本を読んでそのルーツは文学にはなく尊敬してるミュージシャンにあるようでした。「私は神の子だ」や「悪魔が来ないことを祈ってる」なんて歌詞があるから、キリスト教的なルーツがあるのかと思えばそうでもない。パニック障害や不眠症、薬の過剰摂取、キレルと手がつけられない破壊衝動。自殺未遂。私は日本人の歌は滅多に聴かないけど、彼女の歌詞はこれからも読み続けると思う。

2014/03/23

4fdo4

鬼束ちひろが自分のことを有りのまま、書いている本。 なんで休業したのかとか、タトゥを入れたのかとか、 デビューしてからの作られたイメージは嫌で仕方なかっとか、 衣装やメイクなどの雰囲気がガラリと変わったとかのかなど色々と本音が書かれている。 まあ、鼻垂れ小僧みたいな事を書いてしまうが。 正直言って、私はやっぱりAラインを着てナチュラルメイクで裸足で歌う鬼束ちひろが好きだった。

2015/01/11

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