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北海道室蘭市本町一丁目四十六番地

北海道室蘭市本町一丁目四十六番地

北海道室蘭市本町一丁目四十六番地

作家
安田顕
出版社
幻冬舎
発売日
2011-10-06
ISBN
9784344020603
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北海道室蘭市本町一丁目四十六番地 / 感想・レビュー

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おくちゃん🌸柳緑花紅

あったかい本読んだ。安田顕さんの、お父さんの北海道弁で父を思い写真を取り出たら涙が出た。泣いた私に父の声「何泣いてる?はんかくさいなぁ」「たまには良いべさ」あったかいふるさとと家族のお話。安田顕さんが更に好きになった。

2014/06/13

あつひめ

大人になると自分は一人で生きてきたような気になってしまうけど、両親や兄弟が居て、そのうち嫁を貰って子を授かり…そのうち子が嫁いで孫ができ…。人の繋がりは途絶えることなく続いていく。実家がそこにあるだけで帰る場所がある。そう思えることが心の弱さの支えになる時もある。とっても温かい家庭が安田さんの原点であることを感じさせてくれました。北海道に暮らすには片意地を張っては生きられない。支えあいが大事なところ。文章の良しあしを語る父と息子。そこには、照れくささが溢れている気がした。幸せそうな安田父の姿が浮かぶ。

2012/04/04

あじ

故郷を後にし巣立った息子が父となり、我が父の若かりし頃を邂逅しながら偉大さを実感してゆく。子を持ち初めて知る親心、そして年老いてゆく両親を案じる子の気掛かり。親という存在は弱味であり、強味でもあるなと感じ入る。故郷は心の拠り所であり、父と母は無償の懐を持つもの。顕さんの親しみやすい語り口に耳を傾け、故郷の風景を瞼裏に映し私は父の姿を投影した。思い出は生きるために必要な糧。誰にも盗めない所にある。あの日あの時の思い出を、家族で共有できる事は幸せなんだ。ぽっと心に温かい火が灯るエッセイであった。

2014/08/28

kaoriction@感想は気まぐれに

実は、TEAM NACSも、安田顕についても、私はよく知らない。それなのに、最近なぜかヤスケンが気になる。テレビにヤスケンの姿が映ると追いかけてしまうし、書店で本作の文庫を見つけて立ち読みをし、悶々と頭の中をヤスケンが侵食。そして図書館で本作を見つけ、気になるヤスケン、借りてしまった。父親ヒロシとのことが独特なユーモアで淡々と語られている。最近、私の父が入院したこともあり、親近感と哀切と。老いて死に向かう父がいるから、いまの私がいるのだなぁと痛感。泣けた。二人の対談がまたいい。ヤスケン、益々脳内を侵食中。

2014/01/15

milk tea

突然、安田顕さんについて知りたくなり、本を手に取りました。なんとも言えない温かみのある方だなぁ。「親父↔︎手紙」も素敵なお話ですが、わたしは、お母さんとの思い出も好き。真夜中になってもシクシク痛むお腹。思春期真っ只中、中三男子が、お母さんに抱っこしてもらう。お母さんが顕少年のお腹に手を当てると、嘘のようにスーッと痛みがひいた。なんとも言えぬ安心感に包まれた。お母さんが一番幸せだったことは「お兄ちゃんとアンタを産んだこと」こういう親子いいんじゃない?幸せが溢れてる家族だね。

2016/03/15

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