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あの日、僕は旅に出た

あの日、僕は旅に出た

あの日、僕は旅に出た

作家
蔵前仁一
出版社
幻冬舎
発売日
2013-07-12
ISBN
9784344024250
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あの日、僕は旅に出た / 感想・レビュー

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Koto

バックパッカーの教祖だなんて、なんだかその異名で偉大すぎる。てっきり旅行記だと思ったから著者自身のことばかりで厚さもあって途中投げだしそうになった。自伝ぽいのはちょっと苦手…。「旅行人」という雑誌、そういえば最近見かけないなと思ったら休刊したんですね。これを読んで興味が湧いたのに惜しい。独立し取材から編集、発送までを少人数で手掛けてきた。大手ではなく零細企業、それだけに苦労は多かったようだけど、ただ自分の好きなこと、やりたいことをやってきたというその生き方が羨ましく感じたのはきっと私だけじゃないだろう。

2014/10/05

なにょう

終わり良ければすべて良し。始めるのは簡単だが、続けること、けりをつけることは難しいことなんじゃなかろうか。「旅行人」が今は休刊となってしまったことは惜しい。でも、最後まで、蔵前さんがやりたいことをやり続けたっていうことは凄いことだと思う。★「就職してまともな人生を歩め」p166という価値観がある。それもそうかもしれないけど、著者は旅をすることでリアルに世界を感じたがっている。それを徹底してやってきたから凄い。★凄い、凄い言っても、家族だったら大変かもしれない。奥さんこそ凄い。

2016/07/29

ジュースの素

旅行人の本はほとんど読んで来た。蔵前氏の旅の場所への突っ込み方が非常に楽しかった。この本はどんな経緯で旅に関わり、旅行人と言う会社を立ち上げて来たか、彼のクロニクルだ。大変だったんだなぁ~。会社や出版のイロハも知らない彼の唯一の幸運は実兄のビジネス力だった。旅行人に関わった執筆者たちは今でこそ有名な人だが 当時はディープな旅人だった。中でも地図オタクの富永さんの仕事ぶりは驚愕で、彼の為にチベット本が分厚くなったそうだ。蔵前氏の最終刊の本は私も無論買った。付録のカレンダーも保存中。

2018/06/06

mushoku2006

私は今でこそすっかり出不精な人間になってしまっていますが、若い頃はバックパッカーにあこがれて、雑誌の「旅行人」も読んでいましたし、出版社の旅行人から出た書籍も読んでいました。蔵前さんの旅については、以前に著作で読んでいたので、面白かったのは、雑誌の「旅行人」や書籍の出版についてでした。 趣味と実益を兼ねてと、よく言いますが、かなり趣味の方に傾いてました。よくまあ、これで倒産せずにやってこれたと思います。それにしても、そんなにあの一連のガイドブックにはコストがかかっていたんですね。

2013/11/01

てつや

旅に行くことのない私は、それでも旅行記は好きで、彼の作品もいくつかを読ませていただきましたし、旅に出ている自分を想像しては、ワクワクしていました。 あまり彼の良い読者では無かったのですが、それでもこの作品は、ひとつの時代を作った彼の姿を垣間見ることのできる大切な本だと思います。 もっと多くの人に読まれますように☆

2013/10/15

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