KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

バタフライ

バタフライ

バタフライ

作家
平山瑞穂
出版社
幻冬舎
発売日
2015-12-17
ISBN
9784344028746
amazonで購入する

バタフライ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

itoko♪

義父から性的虐待を受けている女子中学生、妻に先立たれた元教師の老人、ネットカフェ難民のフリーター、優柔不断な性格の工務店社長、スマホ依存の引きこもり男子中学生。全く関わりのないそれぞれの行動が、思わぬ言動や事件に結び付く、バタフライエフェクト。それぞれがどう関わってくるか?の謎が、ラスト付近で急に駆け足になった印象だけど、ある二人が明るい方向に向かい、ほっと安心出来た。誰かの、私の行動が、見知らぬ人に思わぬ影響を…知らず知らずのうちに与えているのかもしれない。

2016/02/13

MASAオレンジ95%

ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?…。尾岸七海と山添択を中心に、何人かの1日の中での選択が互いに運命に影響を与えていく。決して驚くような何かが起こる訳ではない。あれを「起こる訳ではない」というのもどうか?とも思うけど。もしかしたら今日、自分の小さな選択が誰かの運命を変えるかも?!いや、きっと変えるよ!というお話だ。

2016/04/20

きっしぃ

バタフライエフェクト。ある一日の物語。誰かのささいな行動が誰かの運命を変えていく…。現実もそういうものなのかもしれない。結果的に救われた人も、悪いことをして罰せられた人もいたけど、すべて円満解決じゃないので若干不完全燃焼かも。もっとそれぞれの繋がりに驚きが欲しかったな。なんとなく、伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」を思い出した。

2016/11/06

あむぴの

なんとなく、想像していたのと違った。バタフライ効果の話らしいが、バタフライ効果って、この小説に出てくる連鎖とは違うんじゃないかとも思う。別に「バタフライ」という題名にしなくても、連作短編とかで、誰かが知らない誰かに影響してという話はわりとよくあるような。書きおろし。2015年12月、幻冬舎。

2016/04/20

keith

ほんの些細な出来事が大きな現象の引き金となるというバタフライ効果(バタフライエフェクト)。年齢も性別も仕事もバラバラな人たちが、微妙に繋がって起こるある一日の騒動を描いてます。最後がちょっと消化不良でした。読んでいて恩田陸さんの「ドミノ」を思い出しました。

2016/04/11

感想・レビューをもっと見る