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800年後に会いにいく

800年後に会いにいく

800年後に会いにいく

作家
河合莞爾
出版社
幻冬舎
発売日
2016-08-25
ISBN
9784344029835
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800年後に会いにいく / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

800年後からのSOSにどうするって話。メインのお話は恋愛モノっぽいけど、ちょっとSF色が強くて第3部に入ってからの急展開に混乱気味になったけど面白かった。

2016/09/22

nobby

うん、何とも爽快な読後感が素敵な良作。偶然にもクリスマス時期に読んで正解♪少年がPCで目にした800年後を生きる未来少女メイからのSOS動画。はたしてどうやって絶滅したスズラン持って彼女に逢いに行くのか!?なかなか試みる手段が斬新で面白い。中盤までは原発・テロ・人工知能など語るのが主題かと思っていたが、後半で素晴らしく魅力的なSFミステリーになって楽しめた。それでいて作者が込めたメッセージも心地よく感じられる。ストレートでロマンティックなタイトルも嫌いじゃない(笑)

2016/12/28

aquamarine

アルバイト中の大学生の元に、PCを通じて800年後からSOSのメッセージが届きます。よくあるタイムスリップものかと思いきや、単純なSFやファンタジーではなく、ちゃんとミステリで恋愛もので社会派でもありました。彼女に会いに行く方法は突拍子もないかもしれない、でも彼女は決して絵空事ではありません。伏線も回収もストーリーも結末まで綺麗に計算されていて、私はとても好きです。世界中の多くの重要なシステムがおそらく汎用のOSで制御されUSBソケットのついたマシンに接続されている、という当然のことが心に刺さりました。

2016/11/25

あも

これはSF?ミステリー?いえ。これは「純愛」の物語。800年後のディストピアに生きる少女からの「私を助けて」というメッセージ。ウイルスのように表示された動画だけを信じ主人公の青年は行動する。進化論、核、ネットワークの脆弱性、薀蓄多めだが説明が丁寧で読みやすい。途中途中で示される伏線も綺麗に回収され気持ちの良い読後感。河合さんはきっととても素直で良い人なんだろう。それは自身の作り出した物語への真摯さ。言い換えれば自身の創作した登場人物に対する優しさに現れている。デッドマンシリーズとはまた違った魅力があった。

2016/11/20

きっしぃ

河合さんの本は鏑木班シリーズを読んでるけど、こちらはまた違った感じのお話でした。あらすじから、SF恋愛ミステリーかとおもいきや意外にも原発や核兵器についても触れられていて現代社会での自分達の選択を考えさせられました。現代に生きる飛田旅人(トビタタビト)が800年後の未来からSOSを送る少女メイにどうにか、スズランを持って会いに行く方法を考えるのですが、その方法が驚き!!未来ではこんなことも出来るようになるのかな?最後もすっきり!ほっこり!でとても良い結末だったと思います♪

2016/10/25

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