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神さまたちのいた街で

神さまたちのいた街で

神さまたちのいた街で

作家
早見和真
出版社
幻冬舎
発売日
2017-04-20
ISBN
9784344031012
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神さまたちのいた街で / 感想・レビュー

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いつでも母さん

子どもたちの心を丹念に描いていると思った。ちょっと龍之介は出来すぎた子ではあったが・・妹を守ろうとする兄・征人が眩しいよ。これは世界中の宗教関係をぐぐっと縮めた作品だと感じた。どちらの神様も言ってる事は立派なのに、宗教戦争は無くならない!私はどんな神様でもかまわない。皆がただ、優しく生きていけるのならば・・そして、そこに武器はいらないはずだ!文中のタイトル『神さまたちがいる街で』が変わったのが、私の心に響いたのだった。

2017/05/11

takaC

随分と痛々しかった。宗教って厄介だね。

2018/03/06

ゆみねこ

これは結構キツい内容でした。交通事故をきっかけに宗教にのめり込む父。母はそれに反発して別の新興宗教にすがる。バラバラになる家族に悩み、自分の意志で信仰を拒んだ小五の征人、妹を守る姿が何ともいえない。親友・龍之介が居てくれて良かった。

2017/06/17

のぶ

個人的に自分は特定の信仰を持たない。そのせいかこの本の主人公、馬上征人の気持ちがとても理解できた。物語は征人の父が交通事故に巻き込まれた事をきっかけに、両親はそれぞれ別々の宗教にのめり込んでいき、神様の違いから家族にも亀裂が入っていく。ただ、本作は宗教を中心とした作品ではなく、征人が親友、龍之介を拠りどころに成長していく話。宗教の自由は日本では認められているが、それには頼らず、強く生きていく征人にはさわやかで、龍之介との友情も爽やかな印象を持った作品だった。

2017/06/11

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

80/100点 思いのほか重いテーマの作品。父の交通事故をきっかけに、両親がそれぞれ別の宗教にのめり込んでしまい、家庭が崩壊していく中で翻弄される子どもたちの物語。宗教を信仰するのは自由だが、他人に強制することは絶対に許されない。ましてや、親が絶対的優位な小学生の我が子には。作者がこの重いテーマを、どのような決着を付けるのか期待して読んでいたのですが、何とも中途半端な結末でちょっと残念です。龍之介のキャラクターが素晴らしかったですが、ちょっと小学5年生にしては大人っぽ過ぎるのではと思いました。

2017/06/26

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