キラキラ共和国
「キラキラ共和国」のおすすめレビュー
小川糸『ツバキ文具店』の続編『キラキラ共和国』 人と人との繋がりを丁寧に描いた作品に心揺さぶられる
『キラキラ共和国』(小川糸/幻冬舎)
ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙……。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。
大きな反響を呼び、NHKでドラマ化もされた小説『ツバキ文具店』の続編、『キラキラ共和国』(小川糸/幻冬舎)が刊行された。前作に引き続き、ツバキ文具店は大繁盛。様々な物語をそれぞれ抱えた鎌倉の人々が、鳩子さんの「代書」を目当てにやってくる。鎌倉という街で交差する、色とりどりの人間模様。本作でも、ごく普通の家族のありふれた“日常”を細部まで切り取ることで、人と人の“繋がり”が奥深い部分まで鮮明に描かれている。
先代の跡を継ぎ、ツバキ文具店の店主となった主人公の鳩子。彼女のもとには、様々な「伝えたい想い」を持ったお客さんが日々訪れる。母の日の手紙、亡き夫からの詫び状、夫婦喧嘩の代理…鎌倉で生きる人々のそれぞれの人生の一幕に添える文章を、鳩子は日々紡いでいく。そして鳩子自身の「伝えたい想い」とは?想いを「伝えたい相手」とは?前作でも大きな成長を遂げた鳩子さん。そんな彼…
2017/11/29
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全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞 2018」の受賞作が決定した。
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●3位 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社)
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2018/4/10
全文を読む大賞はどの作品に!?「2018年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!
2018年1月18日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。
今年の「2018年本屋大賞」は全国の504書店、書店員665人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品。
■2018年本屋大賞ノミネート10作 (作品名五十音順) 『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA) 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社) 『キラキラ共和国』(小川糸/幻冬舎) 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社) 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社) 『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA) 『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎) 『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社) 『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社) 『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)
大賞発表は4月10日(火)。詳しくは公式サイトをチェックしてみよう。
■本屋大賞公式サイト:https://www.hontai.or.jp/
2018/1/18
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キラキラ共和国 / 感想・レビュー
starbro
小川 糸は、新作中心に読んでいる作家です。ツバキ文具店の続編、期待して読みました。まずタイトルを単純に『ツバキ文具店2』としなかったところから好いです。ツバキ文具店オールスターズに合わせて、魅力的な新キャラも複数登場します。紙飛行機の結婚の挨拶、素敵過ぎます。家族の暖かさを実感させる物語、鎌倉の海の水面の小々波のごとく輝いていました。更なる続編も期待しています。
2017/11/25
ウッディ
鎌倉で代書屋を営む鳩子の四季を描いた「ツバキ文具店」の続編。予想通り、QPちゃんとそのパパと新しい生活を始めていた鳩子の周りの景色はキラキラしていました。目の不自由な少年から母への感謝の言葉、憧れの文豪からの手紙など、手紙を出す人、受け取る人の気持ちに寄り添ったメッセージに心が熱くなるとともに、鳩子が美雪さんに送ったボトルレターには、思わず涙が‥。いつか、鎌倉で暮らしてみたいという想いを強くしました。心がささくれ立った時、この世界に浸れるように、シリーズ化してほしい素敵な物語でした。とても面白かったです。
2018/05/20
抹茶モナカ
『ツバキ文具店』の続編。小説よりNHKのドラマの方が印象に残ってしまっていたので、NHKのドラマの続編のような気分で読んだ。タイトルが醸し出す男子禁制感は、キラキラ共和国が何を指すのか、それがわかると尚更強まる。やはり、女性をターゲットに執筆されているのだろうけれど、中年男性の僕でも通読できて、作りはしっかりしていた印象。ただ、ほっこりしたい時に読むべき小説で、主人公に起こる心理の動きなんかは、ひねりがなくて、俗っぽくもある。
2017/11/21
うっちー
まだまだ続きます
2017/11/13
ゆのん
つばき文具店2作目。2作目は冒頭から驚かされた。すこしずつ進んでいくのかなぁと思っていた部分があっと言う間に進行していて少々ガッカリ。しかし前作の夢の中にフワフワ的な話ではなく、穏やかで癒されそうな(一般論デス。私は癒されなかった)内容の中に「死」という避けられない現実が織り込まれていて前作よりも読めた様に思う。小川糸さんは苦手なので少々辛口になってしまった。
2017/12/05
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