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阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし

作家
阿佐ヶ谷姉妹
出版社
幻冬舎
発売日
2018-07-12
ISBN
9784344033214
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「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」のおすすめレビュー

癖になる40代独身女子・阿佐ヶ谷姉妹の地味おもしろい同居エッセイ

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(阿佐ヶ谷姉妹/幻冬舎)

 女芸人、阿佐ヶ谷姉妹。テレビに出始めた時は、「一発屋だろうなぁ」と失礼にも思っていたわけだが(ごめんなさい)、今でもよく見かけるし、醸し出される二人の独特の空気感も好きだし、ネタも面白いし、なんとエッセイまで出しているし、そのエッセイが、これまたかなり「いい」し……!! ということで、最近阿佐ヶ谷姉妹プチブームがきております。

『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(阿佐ヶ谷姉妹/幻冬舎)は、姉のエリコさんと妹のミホさんが、リレー形式で交代に書いた連載をまとめた一冊。リアルな40代独身女芸人の日常生活を綴った「地味おもしろい同居エッセイ」だ。

 うん……確かに、地味だった(笑)。

 だけど面白い。「芸人として読者を爆笑させてやろう!!」という変な意気込みがないのも「いい」のかもしれない。多分、本人が意図していないところで、読者が勝手に笑っているような、そういう話題が多い気がした。

 お二人は顔が似ているということで、本当の姉妹ではないけれど、「阿佐ヶ谷姉妹」として活動している。お互い気が合…

2018/8/28

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■選書したのは…

エッセイスト、タレント・犬山紙子さん エッセイスト、タレント。1981年大阪府生まれ。雑誌連載やラジオ、テレビ出演などマルチに活躍中。著書に『言ってはいけないクソバイス』『マウンティング女子の世界 女は笑顔で殴りあう』(瀧波ユカリとの共著)など。近著に『私、子どもほしいかもしれない。』(平凡社)がある。

 タイトル通りの本で、阿佐ヶ谷姉妹のおふたりがのほほんと6畳一間でふたり暮らしをしているエッセイです。独身女性のふたり暮らしエッセイ……「結婚もできない女ふたりが寂しく〜といった自虐なのかな?」と思ってしまう人もいるかもしれませんがそうではありません。一緒に住みたいから住んで、ご近所さんからも愛されているふたり。「いびきがうるさい」だとか「原稿がかけなくて悩んでいたらみほさ…

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2018/10/17

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阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし / 感想・レビュー

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しんごろ

ホントに赤の他人とは思えない仲の良さだよね。阿佐ヶ谷姉妹のネタが好きだから、お互いの気持ちを尊重しあい、助けながら、これからも面白いネタを見せてほしいなあ。二人の性格が、そのままエッセイに表現されてる感じ。江里子さんの小説に思わずジーン!読んでて仲の良さ、コンビ愛が存分に伝わる、ほのぼの度120%のエッセイでした。

2019/09/01

青乃108号

前々からときどきテレビで拝見していて、オバサンだけど俺の中では好感度が高かったお2人のエッセイ本。オッサンの2人暮らしは何だかとても臭そうで殺伐としてそうなのに、オバサン2人暮らしの何とも【のほほん】と微笑ましい事。何も考えず、芸人らしい言い回しにクスクス笑いながら少しずつ読んだ。ミホさんの「エリコ過多」発言からはじまる新居探しのドタバタにニヤニヤしながらおさまるところにおさまってこちらもひと安心。おまけで何とお二人がそれぞれ執筆した小説2編まで読む事が出来、満足の一冊でした。

2022/05/26

あきぽん

あまりお金がなくても、ていねいに暮らす偽姉妹。お互いに踏み込み過ぎず、見栄も片意地もはらず、生活を楽しむ、新しいカタチの家族。優しく、ほっこりして、クスリと笑える、読むと幸せな気分になる本。お2人の人柄が偲ばれます。

2020/09/14

milk tea

日々楽しみながら生活しているのが微笑ましいです。美穂さんの「月のハシビロコウ」も江里子さんの「ふきのとうはまだ咲かない」も、初めて書いたとは思えないほど味のある短編小説でした。

2020/11/13

山羊沢あかね

阿佐ヶ谷姉妹の日常のエピソードをエッセイにしたもの。笑いあり涙あり、時には二人の小競り合いもあるけれども互いに尊重しあっているからこそ小さな溝は直ぐ埋まる。雨が降って地面が固まり、土壌が豊かになっていくように。二人の関係性の良さも垣間見え、ほっこり温かい気持ちになる。また、人情味溢れる阿佐ヶ谷の町の人たちも気持ちの優しい人が多くて、古き良き時代の昭和を彷彿させる。心が疲れてチクチクしそうになった時にまた手に取りたい一冊だ。

2022/04/02

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