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銀河食堂の夜

銀河食堂の夜

銀河食堂の夜

作家
さだまさし
出版社
幻冬舎
発売日
2018-09-28
ISBN
9784344033603
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「銀河食堂の夜」のおすすめレビュー

ささやかな人生を懸命に生きた無器用な人たち――ほっこり、そして思わず涙する不思議で切ない物語

『銀河食堂の夜』(さだまさし/幻冬舎)

 シンガーソングライターとして知名度の高い、さだまさし氏。普段はスポットライトを浴びることなんてない、しかしながらいかにも身近にいそうである、そんな人たちの人生に焦点を当て、しみじみとした味わい深さを感じさせてくれる曲が多い。昭和の代名詞ともいえる歌手であろう。

 さだまさし氏が書く歌詞はストーリー性が高く、後に小説化やドラマ化・映画化した曲もあるほどだ。氏はその才能を活かし、歌手としてだけでなく、作家としても活躍している。そこで本記事では、さだまさし氏が書いた小説、『銀河食堂の夜』(さだまさし/幻冬舎)を紹介したい。

 舞台は「銀河食堂」という居酒屋。四つ木銀座にできた謎めいたお店で、経歴不詳で品の良い、60歳くらいかと思われるマスターがひとり。決して無口ではなくおしゃべりというわけでもない、しかもちょうど飲みたいと思っているお酒をタイミングよく出してくれる、この居酒屋の名物的存在だ。

 ここの常連は「吉田庵」というそば屋の5代目で商店会会長のテル、コンピュータ管理会社に勤めるブン、葛飾警察の警部であるヘロシの…

2018/12/29

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銀河食堂の夜 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

落研出身のさださんが、まんま枕に本題そして落ちまでを登場人物の口を借りて『銀河食堂』を舞台に紡いだ連作6篇。くすっとしたり、切なくてほろりとさせられたり・・さださん好きには堪らない作品になっている。好みは『七年目のガリバー』『ぴい』『セロ弾きの豪酒』ここは善人の集う場所だった。

2018/11/05

鉄之助

まるで、落語を聞いているような錯覚すら覚える、軽妙なリズムの語り口。達者なストーリーテラー・さだまさし、は健在だった。少し、駄洒落が過ぎる傾向はあるが、それはそれで、御愛嬌か。東京の外れのいわくありげな小さな飲み屋「銀河食堂」を舞台に、個性的なキャラクターが絡み合う。最後の「セロ弾きの豪酒」が味わい深かった。

2019/01/27

ナイスネイチャ

図書館本。東京四ツ木の居酒屋「銀河食堂」に集う常連客が様々な語り草を思い綴る連作短編集。ひとつのドラマを観ているようで、スラスラ読めました。

2019/02/01

はる

居酒屋「銀河食堂」に集う人々が語る、心に沁みる人情話。さだまさしさんの人間を見つめる視線はどこまでも優しい。切なくあたたかい人間ドラマ。もう円熟した筆致ですね。落語の要素を取り入れた軽妙な語り口が楽しいけれど、こういう演出は好みが分かれるかもしれません。店の名前に意味は無いのかなと思ったら、ラストにほろりとさせるような仕掛けがありました。

2018/12/02

ゆみねこ

葛飾四ツ木の居酒屋「銀河食堂」。謎めいたマスターが旨い酒と肴を出す。地元住人たちの集まる居酒屋で語られる6つのお話。七年目のガリバー・セロ弾きの豪酒が特に良かったです。面白かった~♪

2018/12/12

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