才能の正体 (NewsPicks Book)
「才能の正体 (NewsPicks Book)」のおすすめレビュー
「アイツは元々できるヤツだから…」そんな風に“思考停止”していませんか?
『才能の正体』(坪田信貴/幻冬舎)
何かにつけて競争を強いられるこの社会で、「才能」について考えたことがない人はいないだろう。受験勉強、スポーツ、就職活動、そして仕事…あらゆる場面で私たちは“成績”を付けられ、それを他人と比較することになる。そして、努力に比べて納得のいく結果が得られなかったとき、つい「才能」という言葉に説明を求めたくなる。
「アイツは地頭がいいから…」「元々運動神経がいいから…」。だが、本書『才能の正体』(坪田信貴/幻冬舎)に言わせれば、それは“思考停止”だという。私たちは、いくら考えても「その人に才能があるのか?」の答えを知ることはできない。だったら、自分の中にある“才能の芽”を見極め、それを磨くために努力をするべきだ――著者の坪田信貴氏は、そう主張している。
坪田氏は、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA)を書いた塾講師であり、人材育成などを行う起業家でもある。受験と社会――その両方の世界を知る坪田氏は、“才能の伸ばし方”について徹底的に考え抜いている。本稿では、そんな坪田…
2018/11/16
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才能の正体 (NewsPicks Book) / 感想・レビュー
きみたけ
著者は坪田塾塾長で吉本興業社外取締役、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶應大学に現役合格した話」でお馴染みの坪田信貴氏。才能は生まれつきのものではなく、努力によって身に付けられるものが「能力」で、それを磨き上げて卓越させたものが「才能」であるとのこと。不思議と前向きな気持ちになれる一冊。以下こころに刺さったフレーズ:☆「やればできる」ではなく「やれば伸びる」と言う方が成長を促すことができる☆才能の正体は「洞察力」☆「技」に留まらず「術」を体得する☆フィードバックは客観的事実のみ言う
2022/01/10
あっか
控えめに言って最高でした!坪田先生の著書はどれもわかりやすくて面白いけれど、本作が1番好きになったかも。才能、天才、地アタマが良い、運が良いという思考停止ワードを何気なく使いがちなわたしたちに必読の本。坪田塾の先生なので、子どもに伝えたい&親も実践したい勉強論が主ですが、日本の教育のどこに注意しないといけないか、本当の成功とは何か、チーム作りやマネジメント論、人の伸ばし方など、才能を軸に内容が多岐に渡ります。とにかく濃い。すごく濃い。いま正に分かった気になっているので(笑)何度か再読して染み込ませたい!l
2019/01/30
Kentaro
社会に出ると学んだ正解のある知識だけでは、答えがでない。そもそも答えがないことをしているからだ。どうしたら売れるのか、どうしたらお客様に興味をもってもらえるのか、今の仕事を効率化するのにどうしたら良いか。いずれも明確な答えはないのに、これまでの知識と経験から得た能力をフルに活用できる才能で乗り越えていく。 大きなビジョンを描き、そこに共感することで前に進むやり方が有効だ。才能や運で人は成功するのではない。答えがある教育を通して得た知識と経験で答えのな異世界を切り開いていく人間が称賛され、成功した人になる。
2019/12/30
さぜん
3人の子供達の受験時、塾選びに悩んだが結果失敗だったなあと思う。坪田塾、近くにあったらなあ。やればできるではなくてやれば伸びる。正しい努力をする。理解はできるが実践となると難しい。子供も大人も才能って言葉に振り回される。特別なものではなくて誰もが持ってるもの。目の前で頑張っている息子にかけたい言葉がいっぱいだった。
2020/11/12
えっくん
★★★★☆ビリギャル先生の坪田さんが才能に関する持論を展開。坪田氏によれば才能は誰にでもあり、動機付けによりコツコツ努力することで身に着くものだそうです。「受験に才能は必要なく、才能が必要になるのは学校を卒業した後であり、そのために人は勉強するのだ」という言葉が心に響きました。学ぶことは真似ることだと言いますが、「できる人の考え方や行動を完コピする」は能力を上げる王道と思います。坪田塾に入社した社員の採用基準も意外でしたが、坪田氏の人を惹きつけるカリスマ性や一流の人物との出会いや運も才能かと感じました。
2019/01/22
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