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お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3

お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3

お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3

作家
吉本ばなな
出版社
幻冬舎
発売日
2018-11-22
ISBN
9784344033887
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あらすじ

たくさんの死に出会い、わかった。
今は今。今しかできないことがある。

両親、親友、そして愛犬との永遠の別れ——。
人生最大の悲しみの中で、心をたもつ秘訣に出会った。

無力で、何もわからなくて、おろおろしていて、子どもみたいに他の命にすがっている、そんな自分を発見した。もう五十三になろうとしているのに、このざまだ。相手に力をあげることのほうがずっとだいじなのに。不安なはずなのは向こうのほうなのに。まだ頼っている。しかし、なぜかもうひとりの自分はのほほんとしていてものすごく楽観的だった。この人生、いつもその楽観的なほうの自分が守ってくれた。なるようになる。どうにかなる。どんなことが起きても、生きている限り私は生きる。
そして彼女たちが生きている限り、決してむりはせず、捧げすぎず、都度心を込めて愛していく。それしかできない。ただそれだけのことだ、と悟っていた。 (「ピンチに学ぶ」より)

お別れの色 どくだみちゃんとふしばな3 / 感想・レビュー

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四つ葉🌸

Webマガジン『note』連載「どくだみちゃんとふしばな」を書籍化した作品。「よしなしごと」9編「出会うこと気づくこと」11編「秘訣いろいろ」8編のエッセイが収録されています。根底に流れているのは生と死。親友、愛犬との別れが切々と静かな文章で綴られている。又、インドネシア独立戦争の時、数千人の日本人兵士がインドネシア人と共に戦い多くが亡くなり、現在マルガラナにある英雄墓地に眠っている話など初めて知る現実もありました。生きている事は当たり前じゃなく、ここで生かされている事を実感する。しっとりとしたエッセイ集

2018/12/08

よこたん

“今日は一度しかない。今日食べるものを同じ人と明日もいっしょに食べられるとは限らない。” ばななさんの、つれづれなる日々のつぶやき。大海原をただひとり、ぶかぶかと水面すれすれに浮かぶような、溺れそうで溺れない危うい匂いが漂う。穏やかなぬくもりを与え、与えられた、忘れ得ぬ人や飼い犬らとの別れ。見送る立場は辛く悲しいが、いつか自分も見送られる立場となる日がやってくる。心はそれでいっぱいになっていても、出掛ける、食べる、動く。そして本を書く。誰かのためにでもありながら、実のところは自分のためになのだろう。

2018/12/17

ぽろん

ばななさんのエッセイ。私にとってばななさんは、いつも20代のイメージだったけれど、素敵に歳を重ねておられた。愛犬オハナちゃんの旅立ちへの切ない想いが至る所に散りばめられていて、今年、13歳になる愛息と暮らす我が身には、ちょっと堪えたなあ。今を大切に楽しんでるばななさん、素敵です。

2019/01/15

こすもす

人生に対するばななさんの優しい想い、眼差しがとても素晴らしく気づきの多い内容でした。

2019/02/20

Ai

ばななさんは生活の中にある見落としがちの、でも生きる上で大事なキラキラしたものをそっとすくって読者に見せてくれている、そう思った。 だから読んでいて何度もあ~そうかぁと気付きがあった。

2019/01/29

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