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怖いへんないきものの絵

怖いへんないきものの絵

怖いへんないきものの絵

作家
中野京子
早川いくを
出版社
幻冬舎
発売日
2018-12-19
ISBN
9784344034037
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あらすじ

2大ベストセラー 『怖い絵』と『へんないきもの』が、まさかの合体。
アルチンボルドの魚、ルーベンスのオオカミ、クラナッハのミツバチ、ペルッツィのカニ……
不気味で可笑しい名画の謎に迫る!

●オオカミが悪い男というのは真っ赤な噓!?――『赤ずきんちゃん』ドレ
●友を助けて星になった、ある気の毒な蟹――『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ
●鮫に襲われた男はなぜその再現を描かせたか?――『ワトソンと鮫』コプリー
●聖なる宗教画にハエを描き込む意図とは?――『聖母子』クリヴェッリ
●「写実的」と評判の魚介類が、どうもおかしい――『水』アルチンボルド
●なぜ西洋名画のサルは怖いのか――『美術鑑定家としての猿たち』マックス

―『人間の堕落』グース―
早川「中野先生、このヘビは何ですか? 手足がありますよ! これはさすがに変でしょう! 」
中野「旧約聖書では、アダムとイヴに禁断の果実を食べさせたヘビが、神の怒りに触れて
手足を奪われた、とあります。この絵は、果実を口にする前なので、
まだ手足はあっていいわけです」
早川「なるほど。しかしこいつの手足がなくなったら、さらにもっと気色の悪い生物に
なりそうです。わ、想像しただけで背中に湿疹が! 」

「怖いへんないきものの絵」のおすすめレビュー

なんだこれ…? 名画の中に“へんな生き物”がいるのはなぜ?

『怖いへんないきものの絵』(中野京子、早川いくを/幻冬舎)

 学生の頃から、都合が合えば美術館に行く。ウォーホルやリキテンシュタイン、バスキアといったPOPアートも好きだが、ルネッサンス期の絵画なども面白い。繊細で美麗であるうえに、どこか滑稽だからだ。美術館は1人で行くことが多い。じっくり時間をかけて堪能するためだ。そして、ときどき妙なことに気づく。「この絵はなんだろう?」「この生き物はなんだ?」と。このような疑問は学校の美術の教科書などを見ても感じることはあった。そんな自分が抱いていた感情、疑問に答えてくれるように登場したのが『怖いへんないきものの絵』(中野京子、早川いくを/幻冬舎)である。

 一言断っておくと、本書に登場する絵は怖いものばかりではない。中には笑ってしまうシチュエーションもある。もちろん、笑えるかどうかは個人差が大きいと思うが、まず一作目の「ワトソンとサメ」はなんとも妙なシチュエーションだ。海で男性がサメにおそわれ、船上の男たちがそれを助ける様子が描かれているのだが、襲われている男性は全裸なのだ。一体なぜ?

 中野京子氏の解説によれ…

2019/3/13

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怖いへんないきものの絵 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

こうして本にならなければ、どちらもふ~んと見過ごしていたな多分。見方ひとつ、受け取り方ひとつで、こんなにも楽しくなるんだ。「木を見て森を見ず」って言ったのは誰だ?これは「木を見て森も見る」感じ。これはもうレビューなど不要かと・・『不気味で可笑しい名画の謎に迫る』の帯はまんまでした。まだまだたくさん不気味で可笑しい絵画があるに違いない。

2019/02/05

sea&pink

「まぜるなよ」ってなタイトルですが、この2作、分野は違いますが自分の中では同カテゴリー。ブレイク時期とか位置づけとか。両者の良さがブレンドされてパワーアップ!どちらかというと「怖い生き物の変な絵」ですが。基本地の文は早川さんで、解説を中野さんに求めるという形。やり取りがおかしい!特に「カニに指を挟まれる少年」とか中野さんのエイトラウマとか。面白い発見もたくさん。「ソニック・ヘッジホッグ遺伝子」とか。傑作は「コショウソウとピパ」のメーリアン。すごい!こんな人知らなかった!ビバ、メーリアン!ビバ、ピパピパ!

2019/01/17

鱒子

図書館本。「へんないきもの(早川いくを著)」 +「怖い絵(中野京子著)」のコラボ本。絵画に描かれた圧倒的存在感のいきものにツッコミを入れまくるという企画。最初は真面目な感じだったのですが、中野さんのエイ嫌い発言あたりから楽しくなってきてケラケラ笑いながら読みました。早川さんの文章はやはり面白い!

2019/02/28

keroppi

「へんないきもの」は、まだ読んでいないのだが、「怖い絵」とコラボしたのが面白そうなので読んでみた。早川いくおさんのユーモラスな絵の分析に引っ張られ、中野京子さんも、いつもの「怖い絵」とは雰囲気が違い、とても楽しいやり取りが展開する。へんないきものの絵って意外とあるもんなんですね。まだまだありそう。「へんないきもの」も読んでみようかな。

2019/02/17

キムチ27

従来の中野ものとは毛色が異なり、面白さ満載。巻末を読み、納得→4人が延々お喋りしたを録音→それを元にまとめた本書。有名な方もそ~でない方も物凄いネタになって、まるで吉本のボケ突っ込みの呈。閑話休題的に差込まれた「見た目で印象派」の中身もユニーク。今では死語だったり語られない歴史のトリビアが面白い。個人的にアトリビュートが興味あるもんで、その解説もそそる。サイエンスアート先駆者のメーリアン女史はなかなかやわ!ブサイクなアダムとイブとか 指摘している部分が明確に判る様に絵画が掲載されているのも読み手には嬉しい

2019/03/13

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