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明け方の若者たち

明け方の若者たち

明け方の若者たち

作家
カツセマサヒコ
出版社
幻冬舎
発売日
2020-06-11
ISBN
9784344036239
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2021年本屋大賞受賞『52ヘルツのクジラたち』町田そのこさんと、『明け方の若者たち』が映画化決定したカツセマサヒコさんによる注目作家対談!

2021年本屋大賞を受賞した『52ヘルツのクジラたち』町田そのこさんと、北村匠海主演で映画化が決定した『明け方の若者たち』カツセマサヒコさんの対談記事をお届け。おたがいの著書を読んでの感想から小説の書き方まで、語りあっていただきました。 《以下の記事は(2020年12月)の再配信記事です。掲載している情報は2020年12月時点のものとなります》

町田そのこさん(左)とカツセマサヒコさん(右)

 毒親や虐待など、歪んだ愛情からの離脱と再起を描き、多くの人から支持される『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)。2016年の「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞以来、コンスタントに小説を書き続けてきた町田そのこさんの1冊を、先日「今年一番胸に刺さった」本として挙げた人がいる。『明け方の若者たち』(カツセマサヒコ/幻冬舎)で、何者にもなれない若者の青春を描き、小説家としての第一歩を踏み出したWebライター・カツセマサヒコさんだ。

 今回の対談は、そのカツセさんからのラブコールで実現した。小説を書くおふたりが、おたがいの著書を読んで感じたこ…

2021/4/15

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『52ヘルツのクジラたち』町田そのこさん×『明け方の若者たち』カツセマサヒコさんの対談が実現! 創作と小説を語り尽くす

町田そのこさん(左)とカツセマサヒコさん(右)

 毒親や虐待など、歪んだ愛情からの離脱と再起を描き、多くの人から支持される『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)。2016年の「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞以来、コンスタントに小説を書き続けてきた町田そのこさんの1冊を、先日「今年一番胸に刺さった」本として挙げた人がいる。『明け方の若者たち』(カツセマサヒコ/幻冬舎)で、何者にもなれない若者の青春を描き、小説家としての第一歩を踏み出したWebライター・カツセマサヒコさんだ。

 今回の対談は、そのカツセさんからのラブコールで実現した。小説を書くおふたりが、おたがいの著書を読んで感じたことは? 小説を書く上で大切にしていることとは? 対談の様子をお届けする。

「こういうのを書きたかった!」と悔しくなった

──おふたりは、面識はあったのでしょうか?

町田そのこさん(以下、町田) はじめまして、ですね。

カツセマサヒコさん(以下、カツセ) 本当に緊張しています。憧れに近い感覚だったので。

──カツセさんが『52ヘルツのクジラたち』を読まれ…

2020/12/4

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明け方の若者たち / 感想・レビュー

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ウッディ

一流企業への就職が決まり、飲み会で知り合った彼女と恋に落ちた僕。一緒に舞台を観て、サイゼで語り合った後、帰ろうとする僕に「もうちょっと、押してくれたら」と言う彼女に、「良かったら、朝まで一緒にいませんか?」「お願いします。」そんな会話を経て、僕の世界のすべては彼女になる。希望に満ち溢れたように見えた彼女との恋愛は、絶望と隣合わせだった事が徐々にわかってくる。社会の中で何者にもなれない自分と折合いをつけようとする若者の忘れられない恋を描いた物語は、キリンジのエイリアンズとピッタリの雰囲気で面白かったです。

2021/10/23

真香@ゆるゆるペース

「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」の16文字のショートメールから始まった、主人公の大学生の「僕」と「彼女」。2010年代の青春の酸いと甘いが描かれた物語には、予想外すぎる秘密が…! ヴィレヴァン・iPod・Twitterなどの固有名詞がたくさん出てきて若者らしい空気感がそこかしこに感じられ、風景や感情の描写が秀逸で、世界観に引き込まれた。思わず遠い目をしたくなるような読後感だったけれど、主人公と同じ20代の人は特に刺さる内容じゃないかな。北村匠海さん主演で映画化が決定したとのことで、こちらも観てみたい。

2021/04/17

うっちー

私のような年寄りでも青春時代を思い出させてくれる作品でした

2021/09/21

よつば🍀

イチローでも本田圭祐でもない、どこにでもいそうな20代男子の恋と仕事が洗練された文章で綴られている。明大前で開かれた退屈な飲み会で出会った彼女に一瞬で恋をした僕。彼女という沼にどっぷりと嵌まってしまった僕の生々しくも純粋で熱い気持ちにやられていると128頁で受ける衝撃。このどうしようもなさ、ただただ切ない。仕事に対する情熱も失い惰性で生きる日々。細やかな感情の揺れが手に取る様に伝わる。なりたかった自分と、なれていない自分のギャップはあれど人生は順風満帆には行かない。僕の思いに共感と切なさを感じながら読了。

2020/07/13

ゼロ

2012年5月、東京都世田谷区明大前から始まる1つの恋の物語。ファミマやライオンキングや王様のブランチなどの固有名詞が作中で飛び出すので、時代を感じやすい小説。1人の男が、飲み会で運命的な女性と出会い、恋に落ちる。社会に出ても関係は続くけど、思っていた仕事はできず、悶々としている。そんな有り触れた物語でしたが、読み心地は良く、楽しめました。ピークは「現実まみれの夢の国」のホテルで吐露した愛の後悔でしょう。ただ愛する彼女の存在感は薄く、同期の尚人の方が存在感はあった。新社会人が共感しやすい一冊でした。

2021/08/28

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