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冬の狩人

冬の狩人

冬の狩人

作家
大沢在昌
出版社
幻冬舎
発売日
2020-11-18
ISBN
9784344036956
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冬の狩人 / 感想・レビュー

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W-G

狩人シリーズ六年ぶりの新作。『暗約領域』で、鮫島が先に復活しているが、時を隔てず人気シリーズが再始動したことは、著者の作家生活において大きな意味があるかもしれない。気になる内容だが、これまた先の『暗約~』に引き続き、主人公の完全復活を印象づけるには及ばず、リハビリを兼ねた小粒な事件。特にこの狩人シリーズの場合、初期二作の流れに戻し、主人公格の新キャラ刑事を登場させて、佐江を狂言まわしに据え直せば、佐江の再生も描きやすく、シリーズも活性するのに、新米刑事と組ませて、手堅いけど凡庸な筋運びになってしまい残念。

2020/11/27

starbro

大沢 在昌は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。6年ぶり『狩人』シリーズの新作、楽しみにしていました。566頁の長編ですが、スピード感があるのと文字がソーシャルディスタンスしていたので、1日で一気読みしました。本書は、著者久々のスマッシュ・ヒットかも知れません。『狩人』シリーズも、まだまだ続きそうです。

2020/12/14

KAZOO

大沢さんの数年ぶりでの狩人シリーズです。「新宿鮫」シリーズと同様に新宿署の刑事もので、刑事をやめる寸前であったのが地方都市で起きた3年前の事件の重要参考人が出頭するということで事件に巻き込まれていきます。地方の若い刑事と2人三脚ということである意味若い刑事の成長物語のような気もします。新宿鮫の鮫島がなじみのバーなども出てきたりして楽しめます。頭の切れる経済やくざなども出てきたりして一気に読まされました。今後も続くのでしょう。

2021/01/15

うののささら

狩人シリーズ5作目と知らず始めて読んでしまった。ヤクザと警察はあまり好きでないが無頼漢で破茶滅茶な佐江刑事と真面目な公務員川村のコンビは面白かった。組事務所に一人で乗り込みヤクザを締め上げ情報つかんでくる佐江の驚くべき能力は爽快だが、何度も殺されそうになるのはきついな。署長は毎日料亭で飲んでるのにたいへんだ。謎の女や怪しい中国人など結末が最後までわからないで、久しぶりに読んだハードボイルド面白かったです。

2021/04/14

Kei

狩人シリーズ、私も、初めてなのに、最新作から読んでしまいました。しかし、違和感なくついていけます。これぞ、大沢在昌!全て同じなのに、なぜか夢中になってしまう。このハードボイルドが成立しにくい現代において、さもありなん、の手腕は、やはりお見事。王道に、読者がねじ伏せられた感は、壮快です。

2021/06/14

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