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みがわり

みがわり

みがわり

作家
青山七恵
出版社
幻冬舎
発売日
2020-10-28
ISBN
9784344036970
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みがわり / 感想・レビュー

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starbro

青山 七恵は、新作中心に読んでいる作家です。著者の新作は、著者版「ミザリー」、ドッペルゲンガー家族イヤホラーでした。予測不能の展開で楽しめました。歌舞伎町のホストの園州 律を発見しました(笑) https://www.pixiv.net/users/235455

2021/02/16

いつでも母さん

ふぅ・・疲れました。混乱しました。途中で気付きました。はっ、これは芥川賞作家。以前にもこの感覚があったと・・そこからはただ文字を追う事に集中(汗)これは私には難しい。「あなたは誰?」

2020/11/21

itica

新人作家の律のファンだという女性からの依頼は、律にそっくりな、亡くなった姉の物語を書いてほしいというもの。詳細を知るために女性のもとに通う律は、蜘蛛の巣に捕らえられた蝶のように次第に絡めとられてゆく。文章の選び方に惹かれるものがあるものの、不穏な空気をそこいら中にまき散らす展開に不安が募る。ラスト、すべてが氷解すると、あーそういう訳だったの?と急に覚醒した私は、これを読んだのが夢だったような気がしている。多分…あまり理解できていないと思う。

2021/01/16

なゆ

行き詰まってる新人作家のもとにファンだという女性が現れ、どうやらただのファンではなく、奇妙な依頼をされることに。なんだか浮世離れしたような屋敷がイメージされ、絵に描いたような家族、そしてだんだん搦め捕られるような雰囲気、ずっとヒタヒタと不気味な読み心地。いいぞいいぞーと思いながらたどり着いた最終章…「これはいったいなんなのだ?」と大混乱。すぐにはレビューも書けずに、最終章を読み返す。なんとまあ、ややこしい姉妹…。でも、このへんてこ謎めいた感じは嫌いじゃない。

2021/09/21

面白いけど、これは賛否両論あるだろうな。小説家デビューしたもののほとんど本を出せていない新人作家の律。ある日「熱烈なファンである」という女性に出会い、妙なお願い事をされる。著者の青山さんが芥川賞作家というのは後で知ったけど、納得。ちょっと捻った文体で書かれる律の存在が秀逸。好奇心旺盛だが気まぐれ、向こうみずで後先考えない「アホちゃうか」と思ってしまう言動。だが素っ頓狂で妙に憎めない魅力がある。ラストはこういうのもアリかなとは思うけど、そんなには好きでない。でも時々ふふっと笑える文章が面白くてイッキ読み。

2020/11/12

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