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野良犬の値段

野良犬の値段

野良犬の値段

作家
百田尚樹
出版社
幻冬舎
発売日
2020-12-24
ISBN
9784344037267
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野良犬の値段 / 感想・レビュー

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starbro

百田 尚樹は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。約1年半前の小説家引退宣言[やっぱりフェイクでした(笑)] https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201906120000617.html から久々の小説は、社会派ホームレス・ノワールの快作、500頁弱一気読みしました。やはり著者は小説が好いと思います。

2021/02/03

zero1

人命に価格はある?誘拐事件の場合、警察は報道協定を結ぶ。だが本書はネットを使った劇場型犯罪で展開が異なる。誘拐されたのは誰?犯人の目的は?報道の功罪だけでなく派遣のアリ地獄も描く。テーマは深いものの軽くて薄い。ご都合主義が過ぎるし警察があまりに無能。もし東野や宮部、薬丸なら。この題材をどう描いた?放送作家やNHKの経営委員だった百田らしい視点。第二部は「模倣犯」(宮部)を思い出した。買うのではなく図書館で借りて読む作品。でも長い作品を読んでしまうところもまた百田らしさ。

2021/08/14

bunmei

久々の百田ミステリー。多くの登場人物が入り混じるものの、各々の役割と物語の進行が整理されている。犯人設定も斬新で、次へ次へと読み手を引き込む筆致は流石。社会の隅に追いやられたホームレスの誘拐事件を題材に、多額の身代金を報道企業相手に求める前代未聞の設定。企業側も、全く関わりのないホームレスに億単位の身代金を払う責任はない。しかし、身代金を払わなければ人質を殺されるとなれば、一人の人間としての価値はどうなるのか?第2部からは思わぬ展開で犯人側の視点も加わり、社会に対して『野良犬の値段』を問いかけてくる。

2021/01/19

ウッディ

6人のホームレスが誘拐され、テレビ局や新聞社に要求された身代金、誰が何の目的で行ったのか?自分たちとは無関係な人間の身代金を払うはずのないマスコミが、次第に追い詰められていくネットの力に現代のリアルを感じた。ネットを利用した劇場型の誘拐事件、警察の捜査やマスコミの裏をかく緻密に計算された計画にワクワクしながら、ついつい誘拐犯を応援しながら、頁をめくる手を止められなかった。マスコミの暴力を糾弾しようとした野良犬たちの活躍に胸がすく思いだった。面白かったです。

2021/09/18

うっちー

さすが百田さんとしかいえません

2021/01/31

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