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婿どの相逢席

婿どの相逢席

婿どの相逢席

作家
西條奈加
出版社
幻冬舎
発売日
2021-06-30
ISBN
9784344038073
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婿どの相逢席 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

婿に入った鈴之助の奮闘記。三代の女将が仕切る商いと家族の情を西條奈加さんが上手い。女だから男だからとか、長女だから次女だからとか…今でこそかなり自由に思えることもあの時代だものね、ましてや親の敷いたレールを生きるのが当たり前だった時代。それでも相思相愛の鈴之助とお千瀬の若夫婦が微笑ましくてほっこりする。二人なら長年の慣わしも子育ても、きっと上手くいくよね。大丈夫だ、頑張れ。

2021/07/19

のぶ

西條さんらしい人情のたくさん詰まった十の物語だった。楊枝屋の四男、鈴之助は相思相愛のお千瀬の生家で、仕出屋の逢見屋に婿入りする。立場は若旦那だが、ここでは女将が店を切り盛りし婿の仕事はあまりない。与えられた境遇を受け入れ、商いの切り盛りに思い悩むお千瀬を陰で支える鈴之助だったが・・・。舞台が仕出屋なので、季節ごとの行事に合わせた注文が入り、それに対して作られる料理の旬が感じられて良かった。物語ごとの長さが均一ではなく、すぐに終わってしまう短い話もいくつか入っているので、入り込みづらいものもあった。

2021/07/18

kei302

婿どの鈴之助・兄が逢見屋の料理を 「派手さはないが ていねいで心にしみる」と評したのと同じ読後感です。 いや~、いいよ、この本。しみじみ。読みやすいのに、読者に問題提起もあるし、 ほのぼのもあるし、ミステリ味も。もちのろんで、料理も季節毎に出てきて。一冊で何通りも味わえる、おいしすぎる時代小説。 私の推しキャラは、お桃ちゃん、うーん、おすがさんもいいな~

2021/07/21

ポチ

跡取りや家族の問題など重くなりがちだが、婿の鈴之助が味のある潤滑油になり、ホッコリと優しくとても良い作品。

2021/07/27

みい坊

相思相愛の大店の跡取り娘と祝言をあげた翌日、店には係わるなと言われ、与えられた小遣いで過ごすように言い渡された鈴之助。大女将、女将、妻の若女将の切り盛りする仕出屋で若旦那と呼ばれる日々。凡庸だから婿に迎えたと言う女将に対して、若女将は鈴之助には人の心を解きほぐす才が有ると言う。若女将の言葉通り、お桃、お丹の気持ちを和らげ、大女将の哀しい過去にも寄り添えた鈴之助。最後に解きほぐしたのは逢見屋の大きな哀しみ。若夫婦が変えていく逢見屋が楽しみなのと同じぐらい、伊奈月の未来も気に掛かる。優しいお話だった。

2021/07/31

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