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残照の頂 続・山女日記

残照の頂 続・山女日記

残照の頂 続・山女日記

作家
湊かなえ
出版社
幻冬舎
発売日
2021-11-11
ISBN
9784344038431
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残照の頂 続・山女日記 / 感想・レビュー

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ミカママ

前作読み終わって早や数年、途中にドラマなども鑑賞して。去年のドラマは今作を基調にしたものらしいが、つくづく脚本がよかった。原作を山岳ガイドの主人公に絡めて、うまく回していた。景色も見事だったし。さて原作、主人公はさまざまな女性たち。年代や思考、バックグラウンドはまちまちだけれど、山を思う気持ちは同じ。わたし自身はもう「登山」は無理ながら、その雰囲気だけは味わいに、毎年上高地へ帰っている。

2022/08/15

starbro

湊 かなえは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。7年前に読んだ山女日記シリーズ第二弾、山ガール連作短編集を読みました。白湊ですが、多少ミステリ、ラブ・ストーリーの要素があり、前作よりも楽しめました。オススメは『北アルプス表銀座』です。 https://www.gentosha.jp/article/19629/

2021/11/30

さてさて

『岩場を前にすると、ワクワクする…星空を見上げると、知っている星座が自然とラインで結ばれる…あの美しいライン通りに登れるだろうか』。「山女日記」の続編として”再生の場所”とも言える山へ向かう女性達の姿が描かれたこの作品。そこには、四つの短編それぞれに悩みの渦中にいた女性達が何かを掴んでいく姿が描かれていました。細やかな工夫によって短編ごとに新鮮な読書を楽しめるこの作品。そんな物語の中に女性達の心の機微が細やかに描かれてもいくこの作品。湊さんの山への愛情の深さを改めて感じさせてもくれた素晴らしい作品でした。

2023/07/20

旅するランナー

7人の女性たちの目線から描かれる、山登りの過程。僕たちも一緒に山に登っている気分になれます。そして、彼女たちの生きてきた人生を垣間見、それぞれの前向きな変化と、これから進む道への力強い意志を共有できます。次にどの山に登るか、トンカツカレーかエビフライカレーか...人生は選択の連続なのだから、その選択に悔いなく生きていきたいですね。読み終わりが近づくにつれて、この小説の雰囲気の中に自分を置いておきたい気持ちが膨れ上がります。素敵な一冊でした。

2022/02/22

まちゃ

山に登ることは、自分の人生を辿ることなのかもしれません。苦しくても山頂を目指して一歩一歩、その合間に望む美しく雄大な景色。疲れた体と心を癒してくれる良作。期待通りでした。【舞台】後立山連峰(五竜岳・鹿島槍ヶ岳)/北アルプス表銀座(燕岳・大天井岳・西岳・槍ヶ岳)/立山・剱岳/武奈ヶ岳・安達太良山

2021/12/20

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