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情事と事情

情事と事情

情事と事情

作家
小手鞠るい
出版社
幻冬舎
発売日
2022-05-25
ISBN
9784344039599
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情事と事情 / 感想・レビュー

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モルク

パパ活する若い女、その相手の男修。修自身もあちこち(妻の双子の妹にさえ)手を出しまくる。修の妻愛理紗は本の装幀をし料理ガーデニング好きなセレブ、バーの経営者でバーテンダー流奈と若いピアニストの男、キャリアウーマンの彩江子と美形のカメラマン、さらに次々と…いろいろな登場人物がこうも繋がってくるのか。女を振り回す自分勝手な男たち、女は永遠の愛でないことを知りながら男にのめり込む。生活にガツガツしていないとこんなこともできるのか。情事にはそれぞれ事情がある?勝手にしてくれ。最後はホラー?その後を知りたい。

2022/11/02

machi☺︎︎゛

アンソロジーで読んで面白かった小手鞠るいさん。大人な恋愛が読みたくて手にとってみたけど、恋愛に関して大人も子供もないのかなと思うような話だった。恋をしてしまえばみんな必死。大人は大人という仮面を被っているから一見クールに見えても心の中では様々な作戦を考え一か八かの取引をする。情事には必ず事情がある。それぞれの恋愛において人間模様が複雑に絡まっていて面白かった。いろんなパターンの恋愛があってお腹いっぱいになった。

2022/07/23

おしゃべりメガネ

小手鞠さんならではのちょっと(かなり?)クセのある男女、入り乱れてのダークな恋愛劇場です。とにかく登場人物のつながりの見せ方がウマいのはさすがです。今さらながら言うまでもなく、女性キャラの心理戦とも言えるココロ、内面の描写が秀逸でした。特に年齢差による心理描写がずば抜けており、それぞれの年代や立場で思うコト、考えるコトは様々なんだなぁと。夢なのか、現実なのか、狭間で揺れ動く男女の心理描写に惹き付けられます。『事情のない情事なんてない』『すべての愛には裏がある』なんとなくホラーな感じがしなくもなかったです。

2022/08/26

fwhd8325

その昔「女性映画」と言われるジャンルがあって、当時は、仕事も恋愛も自由に楽しんでいるような姿に、新しい生き方だなんて感じていました。その作品は、男性監督が作っているわけだし、そもそも、そんなジャンル、今だったら大変な騒ぎになるだろう。この物語を読んでいて、そんなことを思い出しました。もう、私には遠い世界の出来事のようで、羨ましいやら、怖いやら。近づかないことが安心なんだなと思いました。

2022/11/17

まちゃ

小手鞠るいさん、初読み。ドロドロした恋愛小説ではなく、一見上品な大人たちの裏側の恋愛事情。男と女の関係は、ままならないものかもしれませんね。勉強になりました😅 「情事の裏には、事情がある。それぞれの事情がある。事情のない情事は、ない。」

2022/07/17

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