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たんぽぽ球場の決戦

たんぽぽ球場の決戦

たんぽぽ球場の決戦

作家
越谷オサム
出版社
幻冬舎
発売日
2022-06-22
ISBN
9784344039704
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たんぽぽ球場の決戦 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

いや、良かったですね~。主人公「鉄舟」は超高校級とウワサされていた高校野球児でしたが、個人的な性格とのちのケガが重なり、今は野球から距離をおくことに。ひょんなコトから草野球チームを結成する流れになり、集まってくるメンバーも個性豊かなワケあり面子ばかり。挫折にさらに挫折を重ねても野球が好きなメンバーそれぞれがひたむきにチャレンジし続ける姿に感動せずにはいられません。それまで自己中心的な「鉄舟」の性格もどんどん丸くなり、チームがまとまってく流れに思わず涙してしまいます。今年読んだ作品でかなり上位に位置します。

2022/08/08

みっちゃん

こんなに気持ちの良い読書は、そうそう出来るもんじゃない。夢敗れ人生を諦め、誰にも心を開かずに、バイト先の外階段で、独りコンビニ弁当をかきこむ。繰り返し見る「あの日」の夢に怯え、ただ下を向いて生きる。そんな序盤の主人公の姿が嘘みたいだ。不器用で人見知り、だからいつも言葉足らず。そんなあんたに出来るのか。それが!一人、また一人と。挫折した心残りを胸に抱えた「仲間」が集まる。終盤の試合は彼らを応援せずにはいられない。ひとはいつでもやり直す事ができる。見守ってくれる眼差しと、自分を必要としてくれる存在があれば。

2023/02/16

ウッディ

将来を嘱望された投手でありながら、地区大会の決勝で逆転負けし、肩を故障して野球をやめ、引きこもり同然になってしまった鉄舟。母親に強引に草野球チームの代表にさせられた彼は、職業、経験もバラバラな老若男女メンバーと出会い、野球の楽しさを再認識する。挫折を経験したからこそ、純粋に人を応援し、彼らの成長を喜ぶことができる。鉄舟の成長とメンバーたちの上達の総決算としての初試合は、草野球ながら、まさに決戦と呼ぶにふさわしい内容で、さぞや試合後のビールが美味しかっただろうなと思い、とてもうらやましかったです。

2023/02/10

fwhd8325

物語は既視感を感じる内容ですが、とても健全です。やっぱり、野球はいいなぁと思います。スーパースターが登場するわけではなく、それは私自身であったり、町にいる普通の人が熱中してプレーをする。甲子園一歩手間で涙をのんだ鼻っ柱の強かった主人公の成長の物語。主人公のお母さんがもっと登場して欲しかったです。

2023/02/16

みかん🍊

楽しかった、強豪校でピッチャーのレギュラーだった鉄舟は挫折し肩の故障もあり、引きこもりのバイト生活をしていたが母親の陰謀から草野球チームの代表になってしまう、野球で挫折した人大歓迎の広報の元メンバーは集まるのか、老若生男女様々な挫折経験を持つ人々が集まり、鉄舟と親友の元チームメイト航太朗と二人、怒鳴らないを基本に経験者と初心者混合チームと共に成長していく、人が成長して出来る事が増えて行く過程を見るのはやっぱり楽しい、足りない所を補いながら楽しくやっていくチーム、そして初試合は感動と興奮の展開でした。

2022/09/15

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