KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

終止符のない人生

終止符のない人生

終止符のない人生

作家
反田恭平
出版社
幻冬舎
発売日
2022-07-21
ISBN
9784344039742
amazonで購入する Kindle版を購入する

終止符のない人生 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あすなろ

誰が何処で聴いているか分からない。チャンスはいつも目の前にあると思え。こう若い音楽家を諭す反町氏の著書。ショパン国際ピアノコンクール2位とかオーケストラの株式会社化とかクラッシックDX化等がクローズUPされるが、彼の述べている事は考えてみればごく当たり前の事だと思った。クラッシック界では、ひいては我が国のクラッシック界においては革新的かもしれないが、世の流れの中で流れに竿刺している訳ではない。Spotifyで彼の奏でる彼の解釈のショパンを聴きながら、正しく新しいショパンの通訳者としてこれら認識したのである

2022/08/14

キムチ27

「ラララクラシック」で初めて知った彼。歳が分からなかったが、反が体を表す如くいい意味での傲岸不遜が有りようがインパクト。まだこの年齢とは!昭和ではありえなかったこれからの人材だなぁと喝采。中身の読み易さ、それでいて語句・文体はセレクトされて無駄がない。彼自体知・情・意が見事に自身の中で屹立。ピアノを齧っただけの私だがクラシック大好き。心の温度とシンクロする為、モーツァルト~ベートーベン~ラフマニノフと好みは変遷。子育て期、ブーニンブームが起こりショパコンを知ったがとても時間的ゆとりなく封印。仕事再開時は

2022/09/13

kei302

奈良県内や近隣の自治体からバンバン音楽を聴きに来る音楽の街・奈良構想、ぜひ(私が生きているうちに)実現してください! 170㎝49㎏だったなんて…売り出し初めの頃はフェミニン路線だった記憶がある。 コンサートはデュオも含めて3回、クールな演奏スタイルのピアニストのイメージだったが、ショパンコンクールの映像はパッションが溢れていた。大いなる野望を持って、これからも飛躍し続けてほしい

2022/08/13

Cambel

ショパンコンクールを追いかけて、終わった後もアーカイブで何度も聴いた反田恭平さん。コンサートチケットは即完売で、手に入らない。そこでせめて本が出るなら読みたいと手に取りました。ショパンコンクール以降、様々なインタビューなどでご自身の考えや夢を語っていますが、一番心に響いたのは、日本で音楽学校を作るための道のりを、緻密に計画して実現していること。夢の実現のためには、ソロのピアノコンサートの機会は減るかもしれませんが、応援したいと思わせる生命力に溢れた本でした。羽生結弦、大谷翔平に並ぶスターだと思います。

2022/07/25

ぶんこ

情熱大陸でのショパンコンクールは毎回観ていて、サムライヘアの反田さんを覚えていました。読んでみると実に面白い。父親が音楽に興味がない。サッカー選手になろうとしていたが手の骨折で挫折。指揮者になるためにピアノを習い始めた。驚くことばかり。ショパンコンクールに向けて、まるで大学入学の過去問のように、コンクールでの過去、演奏された曲を全曲調べたりと、かなりの戦略家。特に痩せていたが曲演奏のために太った過程がすごい。演奏家での株式会社設立。コンサート全般を取り込んだアプリ作成が夢と、アイデアと実行力が素晴らしい。

2023/05/10

感想・レビューをもっと見る